片手取り3教裏の掴み手

 

20170219_120212 (2)3教をかける時は、下半身、体幹などの全体の力を集中させて、相手の小手を締めるように動く必要があります。

単に小手先で捻るようなやり方では、なかなか3教が極まりません。

小手先で捻って技かけるのであれば、握力も必要以上に強い必要があります。

そこで、自分の手は、相手の小手をしっかりと握りしめて固定する事に利用し、自分の体幹を動かして相手の小手を締めていきます。

そうすることで、握力を使うのはあくまで固定のため、技を効かすのは体幹の力という使い分けを行う事でき、ある程度の力で強い技を効かせることができます。

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別々の役割を合わせること

合気道の場合、こういう分担した役割を持った力を同時に利用するケースが結構あります。

例えば、斜め方向に力を出したい場合には、横への力と縦方向の力を同時に使って結果斜めの力を作り出すという方法などです。

この方法の便利なところは、3方向の力が生じているという点です。

実際、斜めに力を出しただけでは一方向への力しか流れません。

一方向への力しか無い場合には、逆方向からの力をぶつければ止めることができます

しかし、3方向への力が生じた結果、その一つに逆方向から力をぶつけても全ての力を相殺することができません。2方向の力は活きてしまうのです。

受け身を取る方からすれば、力をぶつけたはずなのに相手が止まらないという体験をする事になります。

こういう発想がもっと深くなれば、さらにいくつもの力を同時に発生させることができるでしょう。

色々な発想を試していけば技はもっと面白くなると思います。

皆さんも、色々な力の使い方を工夫してください。

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