令和7年度の鞍馬寺での演武

今年も鞍馬寺の本殿前で演武を行いました。

天気は雨だったので、本殿までのぼるのと、帰りの下り坂は大変でした。

さらに、気温が低かったので、自分の演武の番をまっている間に、体が冷えてしまったので大変でした。今までで、一番寒かったように思います。

演武がはじまるまでは、コンディションが悪く、参拝している人も少なかったので、見る人の少ない奉納演武になりそうだと思っていたのですが、始まってみると、意外と人が沢山いて、皆さんいったいどこにいたのだろうかと思ってしまいました。

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演武の内容は去年と同じ

去年と同じく、最後に組太刀を演武する事になりました。ただ、今年は、基本の組太刀5本を演武で行う事にしました。

去年の演武では、組太刀5本に対して、それぞれ一本ずつの変化を演武したので、今年を基本の太刀、去年を変化の太刀として見て頂ければ、面白いかと思います。

合わせて、昔の斉藤先生の演武を見てもらうのもの良いかもしれませんね。

剣術の重要性

合気道では、まずは剣の稽古をしていくのが良いと私は思います。

私は、武器だけを指導しているクラス、体術だけを指導しているクラス、両方指導しているクラスの3つのクラスを指導した経験がありますが、このうちで、生徒が一番成長できている、と感じたのは武器技の稽古のクラスでした。

その理由は、おそらく次のようなものが考えられます。

  • 合気道をやるのに必要な筋力が身につきやすい
  • 自分の正中線が意識しやすい
  • 相手の正中線が意識しやすい
  • 剣線を意識しやすく、合わせたり、外したりできるようになる
  • 立ち方が定まってくる
  • 体の面を意識しやすい
  • 攻撃の点と線と面が意識できるようになる

こんな感じでしょうか・・・・。

もちろん、体術の稽古でもこれらの要素は伸びていきます。合気道は、剣を持たない剣術の稽古だと言われていますので当然の事ではあります。

ただ、この言葉を裏返して解釈すると、剣術のノウハウを活用して体術をするのが合気道という事になるりますよね。ならば、そもそも、基本の段階から、剣術を使ってノウハウを伸ばした方が早いわけです。

ですので、合気道を初めて1年間くらいは、剣術を基本に、しっかり体を作る稽古をしていくのが一番良いと思います。

伸び悩んでいる練習生の方は、武器技にしっかり取り組んでみてください。まずは、単純に技の効果が向上するのを体感いただけると思います。

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