この時期は入れ替わりが激しくて、大人クラス・子供クラスのどちらも退会や入会があります。
今回は、新しく入会してきた方に向けて、まずは頑張って欲しい事などを書かせていただきます。
まずは前腕部と握力を鍛える
武道であれば一定量の鍛錬が必要となることは当たり前だと思いますが、合気道でも、もちろん例外ではありません。
まず鍛えたいのは前腕部分と握力(指)なのですが、固い稽古をしっかり行うためにも、それなりに強化しておきたいところです。
前腕部は、相手の攻撃を受けたり、掴まれた状態で動かしたりします。固い稽古を強く行うと、わりと負担がかかる部分なので、しっかりと鍛えたいところです。
自分から掴んでいく稽古もやっていきたいので、握力もそれなりに強くしていきましょう。もちろん慌てる必要はありません。指が弱いと思わぬ怪我に繋がりますからね。
強い合気道家は小手がしっかりしていると思います。
基本稽古の場合、相手と自分の接触する場所は、小手の部分であることが多いですよね。小手の部分に双方の力が加わってしまうので、小手部分の強度がない場合、壊れないように稽古の手を抜くしかなくなります。つまり、一定の強度が無いと、本当に技がかかることは無いわけです。
もちろん、上手に力を通せば負担は少なくなりますけど、初心者の間は、そんな状態も作れないものですから、技術のみを求める事は良くないのです。
怪我の予防の意味も含めて、最低限以上の鍛錬をしておきましょう。その方が攻撃力も増えますからね。
やっぱり鍛えるには素振りですよね
前腕部と握力を鍛えるために行うのは、やっぱり基本は素振りなんですよね。
ただ、剣の振り方を覚えるために、より良い振り方を模索するという練習ではありませんから、木刀よりも杖を使うほうが良いかもしれません。
あまり、刀ということを意識しすぎると、刃筋を意識したり、振る事が遠慮がちになってしまいます。その点、杖に関しては少々雑に振っても気持ち悪いという事はありません。
その分、しっかりと腕に負荷をかけて振ることができます。体幹にも響きますので、基礎の筋力作りには最適だと思います。
次に正面打ちを打ち込む
前腕部を鍛えるために、手刀打ちの稽古をするのもおすすめです。
手刀打ちの稽古はとても重要です。合気道で相手を倒すには手刀を使うのが一番だと思います。
もちろん、投げたり極めたりできれば良いのですが、それはなかなかに高等テクニックですから、まずは手刀、次に突きで相手を倒せるように稽古をしてくべきです。
手刀打ちの稽古は、実際に何かを打って稽古しましょう。最終的には人の手を打つことになりますが、その前に、ミットを打ったりするのも良いと思います。
十分に手刀打ちの稽古をすれば、それを受け止める技の稽古の質も高くなりますし、何よりも前腕部が強化されて色々とメリットがあります。
まずは、素振りと、手刀打ち、ぜひ優先的に鍛錬してください。
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