ずばり立ち方です!
私は、特に後ろ足の事をうるさく言います。申し訳ないのですが、とても重要なことなので妥協ができない部分です。
後ろ足の基本的な使い方をしっかり理解して、それをもとに、必ず3つの立ち方を体に染み込ませてください。
後ろ足の使い方にこだわる理由もいくつか有るのですが、理解するよりも先に体に染み込ませてもらう方が良いかと思います。
3つの立ち方とは?
具体的には、半身・六方(統一体)・一重身の3つです。
半身は、合気剣の立ち方がこれになります。もちろん斉藤先生の動きを参考にしましょう。
六方(統一体)に関しては、簡単に言ってしまえば養神館さんの立ち方に似ています。塩田先生の立ち方は参考になると思います。(図はちょっと違っていまして、後ろ足はできるだけ真横に向けます。)
一重身は、合気杖の姿勢です。田中先生の動きを参考にしたいことろですが、動画が少ないので開祖を参考にするのも良いと思います。開祖はよく杖を使われるので探しやすいでしょう。
どの技の稽古をしている時でも、3つの立ち方のどれかになるように意識してください。もちろん、一つの技で1つの立ち方を使うのでは無く、必要なら3つとも使って技を行いましょう。
3つの立ち方以外の立ち方に崩れることが無いように、徹底的に意識して稽古してください。
平常時は半身を使って
日常的に半身でいるのはなかなか難しいことだと思いますが、ある程度危険な場所いる時や、危険状況に遭遇した場合には、とりあえず半身の姿勢でいる事をおすすめしておきます。
危険な方向がわかるようなら、そちらにつま先を向けて立ちましょう。
半身の姿勢でいると、真っ直ぐに立っているときに比べて視野が広くなりますし、体の面も変化もさせやすくなります。
上の図で青◯で描かれているのが体の角度です。
半身でいると体の面が斜めになっている状態を維持できます。真っ直ぐに立っている時に比べて、安全性が高くなります。
武器に合わせた姿勢を習得しよう
剣・杖・短刀を合気道の稽古では使いますが、剣術は半身と六方(統一体)を使用します。杖は一重身を使いますし、短刀は半身と六方(統一体)を使用します。
特に、剣術は半身でいる時間が長く、杖術は一重身でいる時間が長いです。
そのため、半身を体に染み込ませるには剣術をしっかり稽古するのが良く、一重身を染み込ませるには杖術の稽古が良いということになります。
初心者の人は、一の素振りをとにかく丁寧に真剣に稽古し、直突きを同じように稽古しましょう。それによって、足が定まるようになります。
理解力・運動能力に自信の無い方もいるかもしれませんが、初心者にいちばん大切なのは反復するということです。
これは、九九を覚えるようなものです。センスはいりませんし、特別に努力する必要もありません。
ただ、しつこく繰り返して体に染み込ませてくださいね。
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