合気道のイメージとは

立ち技の呼吸法 一般

立ち技の呼吸法 一般

合気道をやっていると人に話すと、毎回のように言われることがあります。

それは「相手の力を利用して投げるんやろう」「気で飛ばすんやろう」というものです。

相手を投げるという認識なのですから、一応は武道としてのイメージを持たれているようです。

僕が合気道をはじめた頃には「合唱団?」とか、「宗教?」というような問いかけを受けることも多かったです。

だいたい、自分自身も全くどのようなものなのか知らなかったのですから、そのような状態でよくこの武道を始めたものだと思います。

そんな時代から考えると、今は一応武道として認識されているし、昔より話がしやすくなってうれしくは思いますが、逆に、美しさや、怪しさが際立ってしまって、微妙な部分もありますね。

要するに、なんだかわからないものから、イメージ先行な武道へと変貌をとげてしまったわけでして、それには、いろいろな演武が大きな影響を与えてしまっているのでしょうね。

演武というのも、良かったり、悪かったりなのだろうと思います。

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最近では身体強化・瞑想などのイメージも

横面打ち入り身投げ 一般

横面打ち入り身投げ 一般

最近、女性の会員が凄く増加しました。

女性会員はヨガなどの経験者も多く、単に護身術目的だけではなくて、心身の調整などにも合気道を役立てようとされる方も多いです。

ヨガの話などをうかがうと、心の調整や呼吸法なども修行するとの事で、たしかに、合気道と組み合わせると良い効果が得られそうですね。

体幹の強化や下半身の強化は合気道の得意とするところなので、活動的な身体を整えることや、老化の予防という観点から役立ちますし、このようなイメージで合気道が広まることは、合気道が社会に役立つ一つの形態なのだろうと思います。

実戦での利用を禁じ、試合などの競い合いも無く、演武にすら興味を持たず、単に技の武道的な効果だけを求めて稽古していくというのは、自己満足以外の何でもありません。

そんな、単なる自己満足のみを追求することも、個人的には大好きなのですが、それだけだと寂しいという気持ちはありますから、合気道が世の役に立つのであれば、色々な目的での稽古が存在してもよいのだろうと思います。

合気道には色々な可能性があると思うのです。

皆のイメージを武道的な視点にもっていく

組杖

組杖

ただ、僕が教えていただいた合気道は、伝統武道としての合気道です。

現在の格闘技などとはイメージが異なってしまいますが、武を求めているものであることに変わりは無いわけですから、技の効果を求めて稽古するイメージをメインとしていきたいと思っています。

それは、女性のクラスだろうと、子供のクラスだろうと関係なく、本人があまり目を向けていなくても、または、求めていなくても、必ず効果の有る技が習得できるように稽古を構成していきたいと考えています。

もちろん、成長に個人差は生まれるでしょうが、同じ方向を向いて進むことができるようにしなければ、道場として成長ができません。

道場の皆が共通のイメージを共有することで、協力してより良い技術を身に着ける体制を整えていくことができれば、一人で勝手な目的を持って稽古をしているよりも、ずっと全体が成長できると思います。

そうやって、全体での成長イメージをしっかり認識しつつ、そのイメージを潰さない範囲で、自分自身の目標の達成も目指して稽古いただければ、それが一番良いと思います。

皆さん頑張りましょう!!

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