最近、兵庫県から道場を訪ねてくれた人がいました。
ご自身も合気道を稽古されていて、既に有段者の方でした。
合気道の稽古のためだけに彦根まで来るのは大変だったと思いますが、たまに外部の方が参加されると、色々なお話も聞けて楽しい時間を過ごせます。
他の道場の技を見るのは久しぶりでしたが、細かく見ると、合気道の技って道場によって全然違うものなのですよね。
「合気道は合気道なんだから、だいたい同じなんですよね・・・」と違う方に問われたこともありますが、それについては、「全然違うと思います・・・」と回答致しました。
何が違うように見えるのか?
型が同じように見えても、型に存在するであろう理合というものが違う気がします。
例えば、槍をイメージした体術と、剣をイメージした体術では、体の捌き方が違うわけです。
ですから、体の捌き方を見て、この動きならどういう武器が合うだろうか??と考える事ができます。
どの武器にも合わないような体の使い方をされていれば、合気道を体術主体の武道として捉えた稽古をされていることがわかりますし、同じ体術主体の技を見ても、技の納め方などを見れば、護身術なのか格闘技なのか、といった違いもわかります。
合気道の技は、技を行う者の考えを反映しながら形を変えていくような性質がありますので、このような違いが生じてくるわけです。
もちろん、合気道の修行者全員が、同じイメージと考え方で稽古に取り組んでいるわけでは有りませんから、稽古者の考えがズレた分だけ、合気道の技数が存在する可能性が有るわけですね。
僕の考える合気道だと思ってください
当道場に遊びに来て下さるのは歓迎いたします。(腕試しはやめてくださいね(^_^;))
ただ、滋賀道場で指導させて頂く技の中には、自分なりに解釈をして稽古を進めてきた技もございます。
そのため、これが武産会が普段稽古している技なのか・・・・という発想では無くて、滋賀道場で稽古している成宮の技はこんな感じか・・・とご判断頂ければ幸いです。
僕も、参加された方の技を見て、その方の所属道場の技だとは考えないようにしております。
あくまでも、参加された方が、どのような合気道を稽古されているのかな?という視点で勉強させて頂ければと思います。
しかし、たまには違う道場の方とお話をするのも面白いですね。
ご参加ありがとうございました。また来てください。
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