鍛錬方法の研究が肝!!

かなり寒くなりました。鳥居本中学校は、彦根市内ではありますが米原市にも近い場所です。

佐和山を一つ越えるだけで、まったく雪の量が変わります。

もの凄く寒くなるので、自分なりに寒さに備えて稽古をしていただけると良いと思います。

目次

鍛錬方法

剣振り終わりこの日は参加者が少なかったので、鍛錬方法を中心に稽古しました。

昔から「技は教えても鍛錬方法は教えるな」という言葉が有るくらい、鍛錬方法は秘伝のものだったりします。

鍛錬方法を教えるという行為は、何を鍛えているのかを教えるのと同じことなのですが、 鍛錬で成長した能力と技との因果関係がつかめれば、さらに成長速度が上がります。

鍛えた能力が向上するだけでも確実に強くなってしまうのに、その上、技の根幹を理解する可能性を与える事になります。

もし、昔のように命のやり取りが考えられる環境であれば、師匠が弟子に倒されないためにも、技は教えても鍛錬方法を教えないのも納得のいく話です。

逆に言えば、鍛錬を通して必要な能力を身に着けなければ、技だけを知っても使えないものが沢山あるという事です。

指導者にとって鍛錬方法を教えるというのは、ある意味サービスに該当すると言えるでしょう。

鍛錬方法を解析しましょう

合気道には伝統的な鍛錬方法がいくつか存在します。また、僕のオリジナルもいくつか存在します。

いずれの鍛錬方法を行う場合も、まずは、決まった通りに繰り返し行う事です。一定回数がこなせるようになったら、次は動作の意味と効果を考えてみましょう。

鍛錬の目的は、必ずしも筋力を高める事ではありませんが、一番わかり易いのは筋力の強化です。ですから、筋力向上の効果が伴わないと、その実感の薄さから長続きしない人も多いかもしれません。

しかし、鍛錬というものは、感覚、精神、タイミング、身体操作、など色々な性質の能力を伸ばす役割を持っています。

自分の認識しやすい鍛錬ばかりに偏る事が無いように鍛錬方法を研究しましょう。

例えば、合気道の技の性質は「四魂」で表現されていると思いますので、和魂・幸魂・荒魂・奇魂の4種の性質を技に持たせる事も必要だと考えますが、性質ごとに必要な能力を考えながら鍛錬するのも一つの方法かと思います。

荒魂性質の鍛錬は理解しやすいでしょうし、一人でも延ばすことが可能なのでしょうが、和魂・幸魂に関しては、複数名で協力して能力を延ばす方が良さそうです・・・。

拙いながらも、このようなブログを書かせて頂く行為は、奇魂を成長させてくれるのかもしれません。

そう考えれば、僕は奇魂を高める稽古をしていたのかもしれません。10数年間、このブログをずーーっと書いている意味も有るというものです。

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