合気祭に備えて

20160501_203945この日は、合気祭で演武をする人ばかりが参加したため、ちょっと備えておくことにしました。

短い演武なのですが、迷ってしまうと動けないので、あらかじめいくつか技を決めてイメージを固めてもらいました。

演武するのは3級から1級の方だったので、座り技が中心でした。

演武では、姿勢を正して、力まない方が美しく見せる事ができると思います。少し手を抜くくらいの方が、流れが良かったりするかもしれませんね。

以下、演武の中で少し意識しておくと良いものを挙げておきます。

目次

むすびの感覚

お互いの小手を合わせて、少し押し付けてみます。ある程度の強さになるとピタッとした感覚が生じます。

これが即席で作るむすび感覚です。

演武では、双方がこの感覚を崩さないように動くと、むすびがしっかり表現され、技に粘りがあるように見えます。

仕手は受け手をゆっくりと導き、どのような技を掛けたいのかをむすびの感覚で知らせます。

受け手は、仕手の動きを察し、適切かつ安全に受け身を取るようにします。

このように、二人で協力して一つの技を表現すれば演武はきれいに見えます。

仕手が受身を振り回すのも、受け手が独りよがりに受け身を取るのも、演武をきれいに見せるという点においては不要です。

武道的には??だけど

本来は、敵が襲ってきて、それに対処して技を掛けるものだと思います。

しかも、勝負を一瞬でつけるのが本筋のため、美しく敵を流がすような事は無いのだろうと思います。見せるのが目的ではありませんからね。

ただし、むすびの感覚は、実際に勝負する時にも使用すると思います。ただ、使いどころが一瞬になるだけなのだろうと思います。

そいういう意味では、演武で利用する感覚をたくさん経験しておくことも、感覚を早く掴むという意味で重要なのだろうと思います。

要は、二人で作り出して体感した感覚を、相手に合わせて自分だけで作り出す事、時間的に一瞬で作り出す事、この目的につなげていけば良いのだと思います。

ですから、演武はちょっと緊張して、それどころでは無いかもしれませんが、むすびを味わいながら行いたいものです。

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