入り身転換投げの受け身

正面打ちの受け

審査がどんどん近づいてまいりました。ちょっと焦りながらの稽古です。まずは内容をまとめます。

杖術
素振り19・20、1~10、合わせ法(左右転換)
体術
体の転換、立ち技の呼吸法、正面打ち2教表裏、正面打ち入り身投げ、同転換投げ、横面打ち四方投げ、片手取り回転投げ
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入り身転換投げの受け

今回は、上の動画の中で、投げられている側の話です。

僕は普段、あまり自分から積極的な受け身を取るべきでは無いと考えております。細かく受け身の方法を指定せずに、自然に任せた受け身で良いのではないかと考えております。

『武産』の難しさは、相手の強弱によって、同じ型でも全く違うものに思えてしまう事にあります。

相手によって必要な技術が異なる事から、常に新しい技を産みだしている必要があり、それが稽古になるのです。

ただ、入り身転換投げの受け身に関しては、積極的な受け身を伴う稽古が必要だと思います。

入り身転換投げは、動画のように相手を強制的に引きずり込む事が必要です。しかし、この感覚を掴むには相当の時間を要します。

頑張って稽古をして、なんとか、引きずり込める力がついても、投げたことが無いので、投げるタイミングがわからないという事態に陥ってしまいます。

単にタイミングがわからないという事態に陥るだけならラッキーですが、普通は、強制的に引きずり込めないのに、何とか投げる稽古をしてきた結果、相手を十分に引き込まずに投げてしまう癖がつきます。

要するに、半端な表技のような裏技をする事になります。

055これを防ぐためにも、まずは、相手をどのくらい引き込めれば技になるのかどのタイミングで投げれば良いのか、などを経験しておく必要があるのです。

これには、受け身側の協力も必要となります。

この稽古は、ゆっくりの稽古でやってください。受け身がしっかり引き込まれてあげて、投げるタイミングがわかりやすいように仕手に経験させてあげてください。

そして、技の形が掴めたら、今度は協力をせずに稽古をしましょう。養うものは養わないといけません。

養う段階は、つらく長いものになりますし、終わりが来ませんが、それは僕も同じことです。みんなで頑張りましょう!!

 

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