彦根での武産合気研究会開催

この日は彦根の武道場で武産合気研究会が開催されました。

樋口師範にご指導いただいた稽古の内容はだいたい次のとおりでした。

剣術
1の太刀、4の太刀変化
体術
竹下ノートの口伝を研究
目次

気づきや考える事の多い稽古でした

topnage体術の稽古がとても面白かったです。かなり参考になる部分が多く、今の自分の考えと比較しながら、稽古をさせて頂きました。

中でも参考になったのが「合気」に関してです。

この「合気」に関して言えば、自分なりに色々な見解を持つものの、具体化が難しく、扱いに困っていたものでした。

滋賀支部では、気・呼吸・むすび・呼吸法など、合気道会全体で共通認識されていない言葉も、独自に、できるだけ具体的に認識可能なものとして利用しています。(言葉の定義のページをご覧ください

もちろん、どの言葉にも抽象的(神秘的)な部分は存在しますが、認識しやすい具体的な部分から習得する事で、抽象的な部分も具体化されていくと考えています。

例えば、「気」を「万物の根源」や「宇宙の力」「エネルギー」など解釈しても、それを認識する方法と、利用する方法が思いあたらないのです(才能が無いだけかもしれませんが・・)。

それより、臍下丹田より発する力の流れを「気」(稽古ではめちゃめちゃ具体的ですが、さすがにここでは少し抽象的に書きます。)だと捉える見解の方が認識しやすいものとなります。力なのですから、それを高めて利用していく稽古方法を確立する事ができるようになります。

それで正しい解釈に辿り着ける保証はどこにも無いのですが、必ずしも、正しい事が大切だと思っておりません。もちろん、正しい方が良いとは思いますが、正しくても何も得られないのでは進歩がないので、間違いを恐れず、考えて実行する事で、少しずつ進んでいくことを重視しています。

でも「合気」に関しては

そうやって、難解なものを、なんとか現実的なものにして、違ったらまた考えて、を繰り返そうとしているのですが、こと「合気」に関しては具体化が難しすぎるのです。

そもそも、「合気」によって何が実現されれば良いのか? という部分を決める事ができないのです。

例えば、愛、呼吸力、むすび、気、同調性、和合の動き、気の流れ、後の先、どれも「合気」として表現される事もあるものです。どの言葉も、合気そのものを指すような気もしますが、一部のような気もします。

これら全てが「合気」なのだという解釈もできますが、それでは、普段稽古しているのは全て「合気」なのだという結論になります。それで良いのかもしれませんが、自分の中で釈然としないのです。武道的に見てもっと上位な存在として「合気」が存在するはずだと希望を持っています。

考えるためのヒントをもらいました

詳細は伏せますが、最近、型稽古の違う側面での重要性を認識しはじめており、これはもしかして「合気」に繋がるかもしれない・・・と漠然と考えていました。

認識できているのはヒント程度の内容です。目的を明確化して修練するには、まだまだ時間がかかりますが、方向性としては正しいのではないかと考えていました。

そんな状態の中、今回の講習会により強い手応えを得る事ができました。おそらく求めるものとして間違っていないようです。

僕の認識が確かなら、極めて稽古するのが難しいはずですが、具体的に稽古ができるようになれば「合気」の認識が進むはずだと自分の中で期待が膨らんでいます。

いつもながら、樋口師範は、まるで僕の頭の中を見透かすように、新しいヒントを適切な時期に与えてくださいます。本当にありがたく思います。

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