無理やり前回り受け身

この日の稽古の内容です。

剣術
組太刀の3、変化の1・2
体術
体の転換からの呼吸投げ、座り技正面打ち小手返し(裏)、胸取り2教、立ち技正面打ち小手返し
目次

飛び受け身を稽古後

飛び受け身にハードルを感じる人は多いようです。特に、硬い畳の上での稽古の場、飛ぶという行為に恐怖を感じるようです。

恐怖を克服するのは難しいのですが、合気道の飛び受け身は前回り受け身の延長なので、あまり積極的に飛ぼうとせずに、ギリギリまで前回り受け身で備えておいて、必要に合わせて少しだけ飛ぶ感じの方がプレッシャーが少ないと思います。

ただ、今日の本題はそこではなくて、飛び受け身を習得してからの話です。

飛び受け身ができたら、飛び受け身が必要な投げを、できるだけ前回り受け身で取る稽古をしましょう!

飛び受け身が必要な投げ技を前回り受け身に変更する場合、高さがある事が多いので、着地の際にスムーズに接地点をずらしていく必要が有ります。

接地点をずらしていく事で、ショックを流していく方法を身に着けましょう。

なぜそのような稽古をするか

topnage石畳のような硬い場所での受け身が必要な場合、極力飛び受け身を利用すべきではありません。

飛び受け身は、着地の際に、どうしても勢いを止めてしまいます。

本来、前回り受け身のように衝撃を流してしまうのが本筋です。しかし、流すことができない状態に陥った場合、分散する事で耐えられるダメージに変えます。これが飛び受け身です。

この、飛び受け身の受け方によっては、末端部にダメージが集中してしまう事が有ります。

足先を打ちつけたり、飛び受け身後に床を手で打つケースも多いようですが、これらの受け身を石畳で行ってしまうと、末端部分の故障に繋がります。

そこで、場所によっては、勢いを流す事のできる前回り受け身で無理やり受け身を取る方法が必要となるのです。

これはなかなか難しいです。相手の意図を察して、決して遅れない事が必要です。遅れてしまうと、もはや飛び受け身しかありません。でも、マスターできれば、色々な場所で受け身が取れるはずなので、できるだけ習得しておきたいものになります。是非、挑戦してください。

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