合気剣の構えと振りの関係

剣振り

まずは、この日の稽古の内容を報告

剣術
構え、1の素振り
体術
体の転換、立ち技の呼吸法、斜め片手取り2教、呼吸法
目次

構えの稽古(剣・体術)

剣振り終わり丹田と剣が感覚上むすばれている状況なら、撞木足で立って構えると剣が斜になります。

これが合気剣の構えで、それなりに感覚の掴めている指導者の下でやらないと、腕のコントロールで斜めに構えてしまう危険な構えです。

そういう者が近くにいないなら、普通に真っ直ぐに構えている方が良いでしょう。

本日の稽古では、数名の方にこの構えを取ってもらいましたが、ちょっと早かったという人もおりました。(^_^;)

僕が「ちょっと早かったですね」と申し上げた人は、取り敢えず参考までにして、今は真っ直ぐに構えてください。

斜めで何が良いのか?

剣が斜めになっている事でメリットなのは、攻撃と防御が一体となる事だと思います。受けやすく突き込みやすい、という状態になります。これが合気剣のメリットの一つです。(個人的には、もっと色々なメリットがあると思いますが、それは稽古中にお話しします。)

重要なのは、突き込みやすいという部分です。合気剣は、切る事が前提に成り立っている剣技ではありません。むしろ、突きたいして有効性を持たせるような構造をしております。

稽古の際に説明しましたが、この構えからだと、真っ直ぐ切る事が難しくなるという話をしました。これは、切る事が全ての剣であればデメリットでしかありません。

たとえ切る事が難しくなっても、突きの有効性を高めるという開祖の考えが、合気剣に込められているのかもしれません。

だからと言って、真っ直ぐに切る事も捨てるわけではありません。そのため、突きの有効性が発揮できる構えを身に着けた状態をスタートラインとして、そこから真っ直ぐに切る技術も習得する必要が有ります。

ですから、普通に振れるようになるだけでも相当な時間がかかると思います。是非、意識をしながら稽古してください。

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • 剣を斜めにするのは相手への誘い、五行の形 小太刀の構えにも見られ、打ち込みに対し摺り上げを行いやすくするものとも考えられませんか

    • お世話になっております。
      ご意見の効果も有るのでは無いかと思いますが、主たる目的では無いように思います。

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