入り身投げの際の崩し方

杖術
素振り1~5、合わせ法横、組杖1
体術
立ち技の呼吸法、正面打ち入り身投げ(表)、横面打ち小手返し、横面打ち四方投げ
目次

正面打ち入り身投げの際の崩し

正面打ち入り身投げで重要なのは文字通り「入り身」ですが、他にも色々重要な点があります。

今回取り上げたいのは「相手を支えない崩し」という事です。

入り身の後、襟を掴んで相手を崩しますが、その際に次のような状況の人を見ます。

腕に抱え込んでしまっている人

通常であれば、受け身側が立っていられないほど崩す人

共通するのは、相手の体重を抱え込んでしまっているという事です。

体が大きく、どんなに大きな相手を受け止めても、重心が一切ぐらつかないという人なら良いのですが、体の小さな人や女性までもが、相手を支えて投げる事など常識的に見て不可能です。

受け止めた自分が潰れてしまうのが普通でしょう。

相手自身に支えさせる崩し

入り身後の崩しは、受け自身が自分の体を支えることができるように崩す必要が有ります。

簡単に言えば、受けが足を動かす必要が生じるような崩しはしません。足の裏に向かって呼吸力を流し、足の位置はそのままに上体のみを仰け反らせて崩します。

相手が倒れるように崩してしまうと、相手は自分の上に倒れてきます。その際に、相手の体重を受けられるだけの土台が無ければ、一緒に崩れてしまいます。

仮に、受け止めるだけの土台があっても、相手を持ち上げる土台が無いと、今度は投げる事ができなくなってしまいます。違う投げ方に移行する必要が生じてしまいます。

崩しの強さの程度は、自分次第だと思います。自分自身の体力と相談しながら、どのように相手を崩したらよいか、色々と工夫して頂きたいと思います。

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