腰投げについて

一教 裏
剣術
合わせ法1・2、組太刀の1、組太刀の1変化
体術
体の転換、立ち技の呼吸法、座り技正面打ち1教表・裏、横面打ち腰投げ、横面打ち合気落とし
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腰投げ

20150726_203217写真とは全く関係ありませんが、今回は腰投げの話です。(-_-;)しかも、稽古のコツとかそういう話でもありませんから、読んでも面白いかどうか不明です。

私は「腰投げ」という技に違和感を感じていました。なんというか合気道らしくないと言いますか・・・・。体術臭すぎるといいますか・・・。

開祖が腰投げのような技をされている写真もありますから、その存在は疑いませんが、なんというか、他の技よりハイリスク・ローリターンな印象を受けるのです。

まずは、相手が何を持っているのかわからないのに、一瞬背面を晒すようなハイリスクな部分がスポーツ的だと感じます。

さらに、自分を台にして投げるので、相手が空中で一回転してしまい、頭から落ちる可能性が下がります。1・2回くらいなら受け身が取れる可能性があります。つまり、投げの効果が低い。

もちろん、相手の頭が下になったところで、上手く失速するように投げればいいのでしょうが、そのバランスはとても難しいでしょう。他の投げ技は、ダイレクトに顔面や後頭部を地面に叩き付ける性質を持っていると思うので、腰投げの異質さがとても目立ちます。

太刀取りとして考えると

では、剣術的に見て腰投げを考えてみたらどうでしょう?相手が切り込んできた際に・・・、という事で腰投げを考えると、ある程度合理性が増してきます。

例えば、相手が持っている武器は刀なわけで、既に手に持っています。その獲物の奪い合い状態になるわけですから、新たな武器の登場を心配は少なくなり、背を向けてひっつく際のリスクが下がります。

さらに、相手が大きなダメージを受けることが無くても、太刀は奪える可能性が高いです。確実に投げ倒すことができる点は、有効性をぐっと高めてくれます。

このように考えると、腰投げは武器術の中で利用してこそ真価を発揮するのかもしれないと思います。

特に、組太刀からの変化が最適な使い方だと感じます。もちろん、今のところ・・・ですが。(-_-;)

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