理合いの発掘

まずはこの日の稽古内容です。

剣術
素振り1~7、合わせ法2つ、組太刀の1
体術
体の転換、立ち技の呼吸法、座り技斜め片手取り1教表・裏、正面打ち入り身投げ、片手取り四方投げ
目次

受け太刀の稽古

太刀を受けるためには、位置関係とタイミングが重要なようです。しかも、受け太刀の本数によって、受ける目的と方法が異なると思います。

例えば、1の組太刀の受け太刀は、型中2本ありますが、1本目の受けと、2本目の受けの感覚が異なるように感じています。

1本目は、防御を目的とした受けの太刀です。これは自分が有利になるように受ける型だと思います。有利になりますが、それで相手を切っているというわけではありません。決着には次の動作が必要になるため、相手はその間を活かして、さらに攻めてきます。

2本目は決着をつける受け太刀です。この受け太刀は、勝負を終わらせることができる必要があります。つまり、相手に次の攻撃の間を与えないように、1つの動作で決着しないといけないという事です。

具体的には、最後の受け太刀は、受けると同時に腕くらいは切っているようにしておかなければなりません。相手の腕を切っておいて、そのまま決着に持ち込めるようにする必要があります。

1動作で決着という考え方は、次の動画を参考にすれば良いと思います。流派は異なります。はじめの1分間くらいに紹介される型が参考になるでしょう。

1本目と2本目を同じように稽古したくない

組太刀を稽古する際に、1本目と2本目を区別せず、単に”左右の受け”くらいに考えて稽古しているのでは勿体ない気がします。

ありがちなのは、両方同じように受けて、2本目は突きを入れるという稽古をしている人です。それではつまらないと思うのです。

型の中には、全ての動作に違う理合いが存在していると考えるべきです。そして、同じ型の中から、多くの理合いを発掘して、技量の幅を広げるものだと思います。

ですから、一見、同じような事を繰り返しているように見える型があったとしても、両方に違う理合いを見出して、面白い稽古できるようにしていきたいと思います。

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