入り身が本当に理解できているだろうか?

彦根市周辺に武道具屋は無いのでしょうか?ネットで検索してみましたが無いような感じがします。武道人口がそれ程多くないので、武道具屋をやっても儲からないかもしれませんが、一件くらい存在すると嬉しいのですが・・・。もし、知っているよという人がいればご紹介頂きたいと思います。

この日の稽古内容

杖術
縦の合わせ、4・5の組杖
体術
体の転換、立ち技の呼吸法、正面打ち1教表、正面打ち入り身投げ表、天地投げ表

本当の入り身が理解できているだろうか?

『入り身』完全に理解できていますか?僕自身は、完全な理解ができていないのではないかと感じるようになりました。入り身と気楽に表現していますが、下手をすれば、ただ躱しているだけと同じになっている事もあるでしょう。皆さんは「自分は入り身している」と言える自信がありますか?

世間的な入り身とは

世間的にはどうなんだろう?と考えて、『入り身とは』というキーワードで検索をかけてみました。

多かった意見は『ただ側面に入る事ではなく自分に有利な位置に入る・・・』というような位置に関する説明でした。同じ位置であっても、自分や相手の向きなどによって、有利・不利の判断は変化すると思うので、あくまでも相手との相対的な意味での位置だということでしょう。

入り方の説明についても若干の共通点が見られました。相手の攻撃を横に避けずに真っ直ぐに入るというようなイメージの説明が多かったです。

そもそも入り身の原型は?

入り身がどのようにして産まれたのかを疑問に思った事はないでしょうか?僕は最近この点を非常に疑問に思っています。おそらく武器技から生じたものだと仮定して、それは剣でしょうか? 槍でしょうか? 棒(杖)でしょうか? 自分勝手に2つのケースを想像してみました。

  1. 太刀を受けてからの抑え
  2. 槍や薙刀など長モノ対策

1番については、僕の中で一番しっくりきている状況です。相手の太刀を受け止めてから、それを抑えようと思うと、三角法を使って剣を流しつつ間を詰める動きを使うと思います。正面打ち入り身投げ表が一番近い型かもしれません。

2番については、香取神道流の大竹先生が薙刀相手の太刀の使い方を説明しているのを見ました。ただ、この場合は体術的な意味での入り身とは異なってしまう気がします。薙刀に入っており、相手に入っているわけではありません。これをもし体術的に考えるとすれば、突きに対する入り身投げが近いでしょうか・・・。

他にも、太刀の受け流し(5の素振り)つつの飛び込み、逆胴からの切り上げ、なども、入り身と言えば入り身のような気がします。このあたりの技法から出発してみれば何か掴めるかもしれません。

いずれにせよ、入り身の理解が深まれば、それだけ技の精度が向上すると思います。しばらくじっくりと研究したいと思います。

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