木刀(中刀)と木杖(3尺)を取り寄せました。
通常、合気道で利用するのは合気道用木刀(103cm 750g)と木杖(4.2尺 8分)です。
これに比べると、中刀は91cm 380g なので、かなり小さくなります。
杖も90cmなので、かなり短くなります。
何に利用するかと言えば「こどもクラスの素振り」用です。(^_^;)
入門コースでは型を教える予定は無いが
武産会は武器術を重視する会です。
この点においては、どのようなクラスにあっても変わらないようにしたいと考えています。
ただ、こどもクラスの入門コースでは、基本的に心身の育成が目的です。
合気道の技そのものの習得では無く、武道合気道を学べる準備をしながらも、楽しく心身を強化しようという試みです。
武道合気道をやるわけでは無いので、武器を持つということは本来必要無いのかもしれません。
しかし、木刀の素振りが体に与える影響の良さを僕は知っています。これを活用しないのはどうしても勿体ない。
しかも、こどもも剣への興味が高いようで、道場に置いてある大人用の木刀に興味津々でした。
楽しみながら、身体強化ができる良い運動なのは明らかなので、是非、こどもにも素振りをさせてあげたいなと思っていました。
少し素振りをしてもらって
はじめてちゃんと素振りをしたR君は、木刀を持った瞬間は「軽いな~」と言っていましたが、10本振ると腕がガクガクでした。
「振ると意外と重いやろ。」と言ったら、辛そうに頷いていました。(^_^)
これが少し楽になったら、それだけで身体のレベルアップになっちゃいます。是非頑張ってください。
素振りは腕にきついと感じるのですが、実は腕を支えるための体幹にもかなりの負担がかかっているし、それを支える下半身の力も必要なんです。
結果、身体全体のレベルアップが望めるわけです。
こんな良い効果のあるものをやらないわけにはいきませんね。(^_^)
適切な重さと指導を
ただ、そのへんに売っている木刀を適当に振らせるのは、こども相手にはお勧めしません。
ちょっとの素振りでレベルアップしてしまうほどの負荷があります。
何を、どのように、どれだけ振るのが安全か、という点を考えながら適切な指導を受けましょう。
特に、木刀の場合、剣先もそれなりに重いです。
持った感覚が竹刀と同じような重さであっても、振った時の負荷が全然違う木刀もあります。
木刀の重心についても大切なので、何でも振るのはやめておきましょう。
無理をせず、楽しみながら、少しずつ体を強くしてきましょうね。
コメント