むすび(結び)について

交差取り2教の手

この日はちょっと間抜けな遅刻を致しました。みなさんにご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。

この日の稽古の内容です

杖術
陰陽進退、31の組杖
体術
体の転換、立ち技の呼吸法、斜め片手取り1教表、腰投げ、呼吸投げ
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むすび(結び)について少し思う事がありました

youtubeで、相手をくっつけて動いている動画を見ました。それが「むすび」なのだという事です。いくら相手とくっついていても、相手を自由に動かせる、という点とは別な問題の気もしますが、綺麗にくっついていて面白いなと感じていました。

でも、よーーーく考えてみると「くっつくのがむすび」で終わるわけがないですよね。そもそも、何故くっつけるのかという事が重要なわけです。

最近、技をかけている時に感じる事は、くっついている状態の強さが、そのまま、動きの伝達率の高さになり、この伝達率が高い程テコの効いた技になるという事です。

20160413_213046自分の小さな動きを100%相手に影響させるためには、100%くっついていれば良いと考える事ができます。

相手との接触が弱くなるほど、動きの伝達具合は悪くなり、同じ結果を求めるために必要となる力も大きなものとなります。

そして、必要とする力が大きくなれば、ますます接触が維持できなくなり、さらに大きな力が必要となる悪循環に陥り、最後は繋がりが切れる事になります。

技の成り立ちを考えると、接触の強化と維持が重要な要素だと考えられ、それが、むすびの役割の一部となっているのかもしれません。

始めの接触を意識する

稽古の際に、最初の繋がりをどのくらい意識しているのかという点について、自分の意識の低さを感じました。

相手に手首を掴ませたその時に、自分の接触の強度はどのくらいなのか?? それをもっと考える必要があるのかもしれません。

そうする事によって、接触強度を上げるようにワンクッション入れる必要があるのか、はじめから、ある程度下げるような展開に持っていっても良いのか、などの判断が可能になります。

自分自身があまり力を使わない技をするなら、こういう部分に注意を払う事はとても重要な事なのかもしれません。

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