飛び受け身の稽古

四方投げ 抑えの当て身

この日の稽古の内容です。

剣術
組太刀1確認、組太刀2前半
体術
体の転換、立ち技の呼吸法、座り技1教表裏、小手返し、座り技呼吸法
目次

飛び受け身などについて

054小手返しの中で飛び受け身の稽古をしました。

飛び受け身は、あくまでも前回り受け身の発展形であると思います。

当会では、毎年4月に鞍馬寺の本殿前で奉納演武を致します。本殿前は石畳でとても固いです。できるだけ、勢いを殺した受け身をする必要あり、飛び受け身なども極力利用しないようにします。

つまり、本来なら飛び受け身で対応すべき投げ技であっても、強引に前回り受け身にしてしまう必要があるのです。

実際、万が一を考えて、後回り受け身でさえ使わない方が良いでしょう。

ただ、どうしても飛び受け身を使う必要もあるかもしれません。そのためにも、飛び受け身と前回り受け身を分けて考えない方が良いわけです。

ギリギリまで前回り受け身を利用する事を考え、そこに少し飛びを加えるだけで、飛び受け身に変化できるという受け身を身に着けておく必要がります。

練習方法

自分の腕の上を超えていく前回り受け身を稽古しましょう。

普通は、前の腕を使って前回り受け身をしますよね。しかし、小手返しなどの場合、使いたい方の腕は相手に掴まれています。

そこで、飛び受け身・・・となるのですが、そこをちょっと我慢して、自分の腕を飛び越えつつ前回り受け身に変更してみます。

もちろん、肩口から地面に入る事になりますので、十分に我慢して体制を低くする事、どうしても高い場合は、逆の手を一瞬だけ補助に使います。ただし、体が捻じれてしまわないように気を付けてください。

十分に頭を下げて、後頭部、肩口から地面に突っ込まないように気を付けて稽古してください。

これに慣れると、勢いを殺した、柔らかい受け身が身に着きやすくなると思います。

派手な受け身も良いですが、地味で安全な受け身を身に着けることが優先だと思います。

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