久しぶりの体験者がありました

一週間以上も体調を崩しておりました。多賀道場は代稽古を頼み、鳥居本の稽古は中止にさせて頂きました。

ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。

病院に行ったところインフルエンザではありませんでしたが、かなりの高熱と咳に苦しまされました。結構なダメージを受けてしまったので、まだまだ本調子には戻りませんが、だんだんと調子を上げていこうと思っております。

この日の稽古の内容

剣術
素振り、合わせの1、2教、1教、1教
体術
体の転換、斜め片手取り1教表、同2教、正面打ち小手返し表・裏、座り技呼吸法

久しぶりの体験希望者がありました

webサイトをハッキングされて以来、久しぶりの体験申し込みがありました。

今回体験にお越しいただいたのは、守山市の男性の方です。遠方なのですが、よければ入会も検討頂きたいと思います。

体験の希望がある場合、いつも武器技と体術の関係を見て頂き、合気道という武道の基本構造を知って頂く事を重視します。

そのうえで、当支部では武器技に大きなウエイトを置いて稽古をしている点をお伝えしております。

具体的には、武器技と体術の関係がわかりやすくなる次のようなケースを想定して稽古してもらいました。

  • 2教・・剣を腰にさしている状況で、相手が正面から柄を持って奪おうとしてきた場合
  • 1教・・剣を抜こうとしたら、相手が小手を抑えてきた
  • 1教・・相手が剣を抜こうとしたので、1教で取り押さえた

刀を持っている状態から持たない状態への移行を3つ程稽古しました。

稽古の段階的な変化が何を示しているか

僕個人の見解ですが、上記のような稽古の段階的な変化を考えてみますと、体術は決して徒手格闘技では無い事が言えると思います。

合気道の体術は刀を持たない剣術の稽古」こんな言葉がありますが、これが腑に落ちている人というのは少ないのではないでしょうか?

剣術の稽古を進めて、「木刀ではこれ以上は・・・・・」という段階に至らないといけないのだと思います。

そして、体術の稽古を行う事によって、太刀取りのような不可能に近い技法を、少しずつ現実に近づけて行くのかもしれません。

体術を格闘として考えると・・

いわゆる格闘における”隙”と、剣術などの武器術における”隙”は、すこし異なるように思います。

仮に体術が剣術の稽古の一部として構成されたものだとすると、体術の稽古中においても意識すべき”隙”は剣術のものだという事になります。

逆に言えば、体術に格闘の”隙”を持ちこんでしまうと、型と性質が一致しないことになり、違和感や理合い上の問題点が生じることになります。

ただ、体術が剣術の一部でしかないと考えると、合気道には剣術と杖術の2種類しか無い事になってしまい、それはそれで話が飛躍しすぎているとも考えられるのですが・・・。

まあ、可能性の一つとして研究していけば良いかと考えています。

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