1年あっという間でしたが、今年もなんとか年を越すことができそうです。
1年間どうもありがとうございました。
毎日合気道を指導するようになってから、もう6年ですか・・・・コロナの期間もありましたが、活動量を落さず、なんとか稽古できている事は幸せな事です。
合気道をする人の成長過程
合気道道場を運営していて感じるのは5から6年目に変化する人が多いという事ですね。
ちょうど、普通のペースで稽古に参加する人が初段になるくらいの年月が5年程度だと思いますし、確かに初段くらいの段階で一つの達成感を得ますから、最初の変化は初段くらいという事なのでしょう。
ただ、基本的に初段までで伸びるのは、技を覚えるという事と筋力が付くという事です。
呼吸力が伸びてくるのはここからだと思いますし、動きの質が上がったり、脱力ができるようになるのはもっと後の事だと思います。
仮に、初段くらいで一定の満足を得て辞めてしまうという変化をした人の場合、型を知って筋力がついたというだけなんですよね。
そのため、ちょっと時間が経てば全く使えなくなる可能性が高いという事です。
子供クラスせよ、大人クラスにせよ、このくらいで辞めてしまうと得られるものが少ないという事を知ってもらえたら嬉しいのですが、、、。
楽しい段階を知ってほしい
呼吸力が伸びてきて、力が抜けるようになってくると、それに伴って思考の自由度が上がります。
ここからが、合気道の稽古的にも、日常的にも面白くなるのですが、この段階を皆に経験してもらいたいと思うわけです。
ここまで来ると、間違いなく合気道が人生に役立ってくれます。
長く稽古をやっていて本当に良かったと思うわけで、この気持ちを皆に味合わせてあげたいと思うようになるのです。
ただ正直なところ、私がそのような楽しみを感じるようになるまでには、15年以上の時間がかかりました。
なんとか5年から10年くらいで
今のところ、技術的なものがそれなりになるのは、意識なしで稽古していれば20年くらいじゃないかと思います。
しかし、意識的に稽古をすれば10年でできるのではないかと思います。
もっと工夫すれば、いつか5年くらいで技術面での大きな前進が可能な状況を作れるかもしれません。
精神の変化をもたらすには、まずは技術面の変化が必要です。
もちろん質が下がれば意味がありませんから、質は同じままで、成長の時間を減らす努力をすることが指導者の仕事なのだろうと思います。
来年以降も指導方法を工夫して努力していこうと思います。
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