短刀取りの再考

まずは、この日の稽古の内容です。

杖術
陰陽進退(丁寧に)
体術
体の転換、立ち技の呼吸法、横面打ち3教表裏、横面打ち5教表・裏(短刀)、座り技呼吸法
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短刀取りについて

20120805_203438この日の稽古には、京都で行う市民講座の予行演習を兼ねて、短刀取りの稽古をしました。

短刀取りの難しさは、何と言っても「受けた時の安全性の確保」です。

次の市民講座では、この点に関しては指導しない予定です。講座に参加される方には申し訳なく思いますが、当日は、できるだけ「知っておけば実行しやすくなる事」を中心にお伝えしたいのです。

「受けた時の安全性の確保」という部分は、正しく立って、正しく動いて、鍛えて、それらを利用して試行錯誤したうえで、少しでも安全な短刀の受け方を身に着けていくというものです。

何かを知れば、それで安全が確保できるという部分ではありません。

要するに、護身術講習会などではなく、武道として日々稽古を重ねていく必要性がある部分という事になります。

そいう部分なので、まだまだ、僕自身も迷っている部分が沢山ありますし、認識が不足している部分も沢山あります。それでも、少しずつ、安全性は増していると信じたいものです。

基本的な武器技技術を見直してみる

稽古の中で、失敗や疑問点にぶつかったら、武器技の原理の視点から技の動きを見直してみるようにしています。

合気道は剣の理合です。その為、剣術の理合に反する(またはズレた)方法を利用している気がする場合は、武器技としてこれを考え直してみるのです。

そうすると、とても重要な理合を見落としている事に気がついたり、師範が教えてくださった内容が理解できていない事を知る事ができるケースがあります。

迷った時は、師匠の教えと武器技の理合を頼りにすれば、基本となる原理がブレる事がありません。必ず答えは見つかります。皆さんもいろいろと考えてみてください。

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