合気道で体幹が鍛えられる仕組み

組太刀 稽古風景

鳥居本は雪が溶けていません。もの凄く寒い中での稽古となりました。

寒い日の稽古は出席率が下がります。(^_^;)

ちょっと前までは1・2名という事もしばしばだったのですが、最近は違います。

特に、女性陣は出席率が高く、基本的に休まれません。とても良い事だと思います。

目次

合気道の体の使い方

合気道の体の使い方は、やっぱり武器技の動きそのままだと思います。

武器技の動きが綺麗になってきたら、体術の動きもそれなりに綺麗になります。この性質を利用しない手は無いと思います。

正直に言えば、体術の稽古をたくさんしたとしても、なかなか武器技の稽古のように体幹や姿勢は綺麗にならないと思います。

その理由も、じつは簡単な話でして、体術には武器技程の負荷が無いからです。

— 2017.10.18 —

体幹をさらに鍛え上げ「体軸」を産みだすのが合気道です。

こちらの記事もお読みください。

体幹と体軸について

武器の存在が大きい

20160427_200107体術の場合、もともと自分に備わっているものを動かすという稽古をします。

要するに、腕・足を動かして稽古をするという事です。

自分の肉体のみを使うという事については、日常生活と違いがありませんので、それ程の身体強化が伴う行動とはなりません。

もちろん、技を行っている間は相手を掴んで動かしているので、その分負荷がかかります。この間は、体幹や姿勢が強化されるはずです。

ただ、実際の稽古の風景を見るとどうでしょうか? 

相手を動かしている時間など、自分に負荷がかかっている時間って少なくないでしょうか??

例えば、立っている時間、待っている時間、見ている時間、聞いている時間・・・・、身体が強化される理由はありませんね。

さらに言えば、相手に負荷をかける固い稽古を行わず、相手に合わせた流体の稽古のみを行えば、相手を動かす負荷も生じないのです。

それだと、自然に体が強化されていく仕組みを放棄しているようなものです。

なかなか身体が強化されません。

開祖が「気の流れの稽古は三段以上」とされた裏側には、こういう問題もあるのかもしれません。

つまり、気の流れの稽古は体ができたものが行うべきだという事です。

一方で武器技の稽古では、常に武器を持って行動をします。

武器の重さは1本600g前後です。それ程重いものではありませんが、長いものです。

それを、構えて、振り回して、また構えて、時々下げるという稽古をします。

打ち込む時には、速さと威力を求めます。

それなりの打ち込みができるようになるまでは、素振りと構えの稽古を集中的に行っていただく事も多いです。

体幹にかかる負荷と言えばかなりもので、強化に繋がります。

ここを意識しながら稽古を続けて頂ければ、綺麗な動きの合気道が身に着くと思います。頑張りましょう!!

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