エア刀に対する1教

まずは、この日の稽古内容からまとめます。

剣術
素振り1~7、2の太刀、2の太刀変化
体術
体の転換、立ち技の呼吸法、正面打ち2教表裏、正面打ち小手返し、座り技呼吸法
目次

正面打ちとは

正面打ち「正面打ち」と言っても、どういう状況を想定するかで打ち方が変わりますね。

まず、体術としての正面打ちは、受け手の手刀が仕手の額に当るように打ちこみます。

技に入る際は、仕手があまり踏み込む必要は無いはずです。もちろん、完全に待っているというわけにはいかないでしょうが・・。

では、剣術として正面打ちを考えればどうでしょうか?

この場合、手刀の位置は剣を握っている部分となります。エア刀を持っている・・(^_^;) と想定していただければと思います。

受け手は、エア刀で面を切るように打ちこんでくるはずなので、握り位置である手刀は全く仕手に届かない位置になります。

当然、仕手から踏み込んで相手の握りの下にもぐらなければなりません。

試しにエア刀に入ってみた

一回やってみただけなのですが、もの凄く勉強になりました。少なくとも次の感覚の違いは生じます。

  • 刀身分だけの距離がいかに遠いものかがわかりました。
  • 安全圏の意識が下に向きます。
  • 受けた時の角度が大きく開きます。

僕は1~4教の抑え技は、武器取りに利用するのが一番自然だと感じますが、今回の稽古によってその思いが強くなりました。

普段の稽古から、武器取りとしての1~4教の間合い、方向など、単に体術として稽古するときよりも慎重に考えておく必要が有りそうです。

体術の攻防では1~4教の存在は薄く「実戦では当て身が8割投げが2割」とか言われる点を考えると、1教~4教の存在価値を高めるためにも、1~4教を使った武器どりに関して綿密な論理構築しておきたいところです。

ただ、相手を導くという観点から考えると、当て身主体の戦闘を良しとする考え方というものにも疑問が湧いてきます。

それはどういう事かと言うと、長いので、この点は次で書きますね。(^_^;)

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