入り身投げ表の投げ方

太刀取り 入り身投げ
杖術
横の合わせ、縦の合わせ、杖取り
体術
立ち技の片手取り1教表裏、同2教表裏、同3教表裏、正面打ち入り身投げ、片手取り四方投げ表裏、片手取り小手返し
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入り身投げは相手を前面で崩す

入り身投げをする際に、相手を崩す前に足を差し入れる人が結構います。

足を差し入れてから投げると、背負い投げのような感覚になって投げやすいと感じるのかもしれませんが、リスクの方が大きいです。

入り身投げの際の崩し方」という記事を書きましたが、この崩しをしっかり入れた状態であれば、投げる前に足を差し入れるのは有効かもしれません。安全性も高くなります。

しかし、崩しが無く、相手の体軸が維持されている状態で足を差し入れてしまうと、相手を押しきれずに自分の体軸が仰け反ってしまい、逆に投げられてしまいます。

そこで、逆に投げられてしまう事を防止するために、相手を崩したら、自分の前方で崩し続けながら投げるようにしましょう。

20131027_201324つまり、相手の背面に入って投げようとせず、自分の前方に押し出して投げます。そして、相手が押し出されていくところへ、歩を進めて、より威力のある投げ技になるようにします。

写真は、「太刀取りの中の入り身投げ」と呼ばれるものですが、不用意に右足を進めて相手の軸を残さず、前方で崩している状態です。

ここから、柄を当てに行くことも可能になりますし、足を進めて投げの威力を増す事もできます。

入り身投げは、一見すると単純な動作をパッとやっているだけのように見えますが、必要な工程を順番に行っていく必要が有ります。

稽古の際には、ゆっくりでいいので、相手がどのような状態なのかを確認しながら行ってください。

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