回し太刀のバリエーション2つ紹介

息子と旧彦根港へ釣りに行きました。ここは、彦根城もみえて気分の良いところです。結局は、なにも釣れなかったのですが、息子が木剣の素振りのようにサオを振っている姿が面白かったです。『サオ先を上手く使ってもう少しコンパクトに振らんと・・・』と言ったのですが、その後もしばらくは、大きく振りかぶって思い切り投げていました。こんな時は、サオ折らないでね・・・・と祈るのみです。

この日の稽古内容です

剣術
素振り、合わせ1・2、組太刀の4、変化1・2
体術
立ち技の呼吸法、座り技斜め片手取り1教裏、立ち技斜め片手取り2教表・裏、斜め片手取り小手返し、座り技呼吸法

素振りの5本目、回し太刀の重要性

素振りの5本目である『回し太刀』の稽古はとても重要だと思います。何故なら、守りながら攻める事ができますし、得物の重さをある程度無視して使う事ができますし、慣れてくると振りかぶりも早くなります。

この回し太刀ですが、流派によっていろいろな呼び名、使い方があるようです。合気道でも、具体的に制定されているわけではありませんが、状況に合わせていくつかのバリエーションがあると思います。単純にして2つ紹介します。

剣を動かして回し太刀にするケース

一つ目は、自分の体をあまり動かさずに、剣の方を動かして回し太刀を行うケースです。この場合は、『受け』を使う比率が高くなり、体を動かしつつ『流す』ことを優先しないため、握りを強くして稽古する必要があります。相手の攻撃を受けて、それから流して、攻めていくような使い方になると思います。

体を動かして回し太刀にするケース

2つ目は、体を動かしていくことで、形を回し太刀にするケースです。この場合は、『受ける』ことの比率が少なくなって、体を動かして『流す』ことの比率が多くなります。切っ先を残して、受け流しを同時に行い、相手に入っていく動きになります。例えば、打ち太刀で相手を攻めていこうとすれば、こちらの回し太刀を利用して相手にどんどん入っていくのが良いと思います。

色々工夫して稽古しましょう

上記の2つに握りの強弱を加えると、それだけで4パターンの稽古方法が生じます。細かいバリエーションを設けようとすれば、もっと多数の稽古方法が生まれるでしょう。それぞれの回し太刀が何を実現したいのかをよく考えながら工夫してみてください。

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