子供クラスの昇級審査を行いました。
下は13級から上は8級までの審査を行いましたが、全員危なげなく・・・・とは言えませんが合格しました。
特に、剣・杖の素振りが良かったです。
最近では、少し内容を変更して、受け身、攻撃方法、武器の素振りなどをしっかりと練習しています。
合気道を学ぶ前の古武道的な稽古という感じです。
審査内容を改めてから、少しもたつきましたが、ようやく内容に馴染めてきた感じです。
飽きやすい体術の稽古
合気道の体術の技は、手順が多いため、どうしても何度も繰り返してもらう必要があります。
大人でしたら、同じ技を繰り返し練習して質を高めていくことを楽しめるのですが、子供の場合これができません。
仮に酷い質であろうとも、手順が身に着いたら完成と考えるようです。
そうなると、同じ事を繰り返すのではなく、新しいものを・・となります。
もちろん、飽きていようが、何度も繰り返しをさせても良いのですが、子供が嫌になってきたら辞めてしまう事が結構あります。
はじめは、別にそれでも良いかと思っていたのですが、考えてみれば、つまらなくなっても自分で踏みとどまって頑張っていくというのは大人でも難しい話です。子供が辞めてしまうのは普通の事でしょう。
そうなると、大人が何とか続けさせる必要があります。でも、それも難しいでしょうから、結局は辞めることになるでしょう。
習い事でそんな事をすれば、何をやっても続かないだろうし、逃げ癖のようなものがついてしまうのでは無いかと思います。
飽きさせない方向で考えると
技数を増やして、色々な技を回転させていけば、忘れたころに同じ技を練習させる事によって飽きさせないことは可能かもしれません。
ただ、技数を増やすという事は、危険な技も織り込む必要が出てきますし、複雑な技も入ってきます。複雑というのは、それだけでつまらなくなるようです。
また、そもそも、忘れないうちに質を高めたいのに、ある程度忘れるまで他の事をやっていては損という部分もあります。
武器技は何故か飽きない様子
体術と違って、剣術、杖術に関しては、基本的な素振りを一生懸命稽古してくれます。
どうしてなのかと見ていると、おそらく、わかりやすいからだと思います。
武器技はシンプルで、質が簡単にわかります。
そのため、もっと練習しようという気が起きるのだと思います。
武器技の稽古には、成果がわかりやすく、動きが洗練され、体が強くなる等、メリットが多いため、これからも頑張ってほしいと思います。
ただ、それ相応のリスクは存在するため、気を引き締めて稽古していこうと思います。
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