昇級審査および武産会稽古

道場の内装昇級審査・武産会の彦根道場での稽古がありました。

滋賀道場から昇級審査を受けたのは11名でした。

全員合格、1名飛び級した者も出ました。皆さんよく頑張ってくださったと思います。

もし、審査の中で疑問点などが生じましたら、早めに僕の方へ確認いただければと思います。

また、審査後にあまり油断してしまうと元のレベルまで下がってしまうので、次の審査に向けて、少しずつでも前進できるように、取り組みを始めてください。

特に、5級・4級を取得された方は油断禁物です。やらないと白紙に戻ります!!

白紙に戻ってしまうと、次の審査を受ける際に技の思い出し作業が必要になってしまうので、余計な時間がかかってしまいます。

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知識を維持し基礎を練る

取り組みと言っても、それ程難しい事をして頂きたいわけではありません。

技のイメージだけでも構いませんので、1日~2日に1度、技について思い出して頂ければと思います。

間違ったことを思い出してしまうのでは??と不安に感じる方もいるかもしれませんが、間違っていたとしても思い出そうとすることに意味があります。

審査で求められるのは、「技を出す」という行為なので、普段から引っ張り出すための訓練をしておいてください。

常の稽古においては、まず、指導者が見本を見せるのが通常だと思いますが、それを見て稽古を行っていると、思い出すという作業が欠けてしまっているため、いざという時に技が出てきません。

普段の稽古は、技の理解には役立ちますが、覚える事には効果が薄いのです。技を引きずり出す稽古は、自分で普段から行っておく必要があるのです。

初段くらいまでは素早くいきましょう

飛び級はしなくて問題ないので、初段くらいまでは積極的に審査を受けてください。

組太刀

組太刀

初段というのは、型の観点から見れば、武器術の素振りと体術の基本が身についた状況であり、ここまで来れば本格的な稽古ができるのではないでしょうか?

いつも話すのですが、私は、剣・杖それぞれの素振りを10万本行う事が基礎固めに必要だと思います。

多いように思うかもしれませんが、1日100本で2年数か月で振れてしまいます。もし、自分自身が剣術家であるなら、嗜む程度の本数でしかありません。

実際には、初段まで達している人の多くは20万~30万本くらいの素振りは行っていると思います。

いずれにせよ、素振りをきっちり3年間くらい行えば、組太刀・組杖を稽古する状態が整います。まずこれが重要ですから、初段を目指しつつ地道に素振りを行っていただければと思います。

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