彦根市京町3丁目4-2
要するに、京町の交差点付近なのですが、ここに拠点を設けました。
今までは、多賀と鳥居本だったので、活動が人目に付きませんでしたが、この場所は目立ちますね。(^_^;)
それ程広いわけではありませんが、指導人数の限界を考えたら丁度良いのではないでしょうか。
1回の稽古の参加者があまりに多かったら、じっくり教える事はできませんし、一人一人に目を向ける事もできません。
合気道の指導の場合、手を抜いて放っておいても問題になることが少ないです。
理由は簡単で、技の型稽古が中心だからです。
敢えて実戦の在り方を定義しない合気道では、試合を設けず、型稽古を繰り返します。
型稽古というのは、勉強で言えば教科書のようなものです。
単に、教科書を読んでいるだけでは身に着く部分は少なくなりますよね。
しかも、理解を試されることが無いのであれば、教える方は、教科書の習得具合に責任を持つ必要が無くなります。
これが、生徒を放っておいた場合の型稽古と同じ状態です。
習得のための工夫
授業中に、教科書の内容について、先生が色々な情報加工を施してくださると、頭に残りやすくなったり、理解が深まったりします。
合気道の稽古では、各型の動作について、意味や合理性をきっちり説明していく事がこれにあたると考えています。
そして、その説明が生徒に届いているかを見極める必要がありますが、その見極めが可能な人数で稽古が行える限界くらいの広さなのではないかと思います。
資源として活用しきれていない
拠点として開設した京町道場ですが、まだまだ活用不足です。
この場所は24時間借りているのだし、いくらでも稽古が行えるのだから、将来的にはもっと有効活用できれば良いなと考えております。
例えば、空いた時間の個人レッスン、午前クラス、昼クラス、夕方クラス、夜クラス、というような、色々な生活事情の人に取り組んで頂ける道場環境を作れれば、良いなと考えております。
合気道では、武道と関係の無い部分、例えば、体力強化による日常での疲労感の削減や、ストレス発散、同じ趣味の人との交流、生きがいの発見、健康維持、精神の強化、など、意外と役立つ幅が広いので、是非多くの人に役立てて頂きたいと思うのです。
余談として
個人的な意見ですが、どうも本物の合気道の在り方というものが存在するらしい・・・という、漠然としたビジョンが僕の中にあるのも拠点を欲した理由です。
もし、僕の考えが正しければ、植芝翁亡き後の合気道は、どこの流派も未完成なのかもしれません。
そして、仮に完成を求めた場合、習得すべき内容が3倍になると思います。(^_^;)
このあたりの事情は、相当深い話になりますので、ブログで文書化は勘弁してください。
もちろん、正しい仮説とは断定しきれないので、本当に合気道をやりたい人と相談しながら、正解を求めていく必要もありますが、その為の、場所と時間と人を確保するために拠点があると便利です。
まあ、合気道に少し興味が湧いた・・くらいの人にはディープな話ではありますが、何か大きな謎を解き明かすみたいで凄く面白いですよ。
しかも、一生懸命研究するわけですから、合気道の質も必ず向上すると思います。
人生、一つくらい死ぬまで研究する対象が有った方が面白いでしょうし、それ一緒にやりたいなと感じた人は、是非、当会に参加してみてください。
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