「合気道家に四十肩は無い」を検証

子どもクラス体験 

この間、面白い話をうかがいました。

それは次のような話です。

「剣術家に四十肩は無い」

そして「合気道では剣術の稽古をする、だから、合気道家に四十肩は無い」

というようなお話でした。

確かに、木刀の素振りを行う時に肩を使いますから、肩の可動域は大きくなりますし、四十肩にはなりづらいのかもしれませんね。

身体が硬くなったと思う方で、ついでに体幹も強くしたいという欲張りな方に、素振りはとてもおすすめです。

ぜひ、始めてください。

現在、既に素振りを開始しているという方は、リラックスして、肩をより大きく使う素振りの方法を行えば、もっと肩がスムーズになりますし、何よりも、真っ直ぐに剣を振る事が可能になると思います。

目次

真っ直ぐ振る為に注意したいポイントを一つ

素振り子ども

最近、初心者の方や、子供さんにも、剣の素振りをしてもらっています。

わりと素振りが好きな人が多いようで、皆さん結構上手に振ると思いますが、はじめの間は注意してもらいたい点があります。

それは、振りかぶりが終わった時の剣の位置です。

ちょうど、写真の右の子の状態の時のことで、素振りを段階的に説明して考えると、ちょうど下記の3の時の状況です。

  • 両手で剣を持ち、できるだけ力を抜いた状態で振りかぶります。
  • 肩から肘までが垂直になるのを目指して後ろに振りかぶりましょう。
  • 力が抜けていれば、木刀は重力の影響を受けて背中に真っ直ぐに垂れ下がります。
  • そこから、ゆっくりと振りはじめ、帯の高さで木刀を水平にして止めます。

素振りの時は、剣を鋭く振り下ろしたくなるのが人情ですよね。

思いっきり振り下ろしたり、素早く切り込んだり、成長意欲が高い人ほど、剣を振るという行為に注意がいきがちです。

しかし、剣を振り下ろす軌道というものは、振りかぶりの段階である程度決まってしまうものです。

振りかぶった時の背面で剣が斜めになっていれば、そこから振りだされる剣も斜めになってしまう可能性が高くなります。

よって、剣を振るときには、自分の振りかぶった剣の位置を常に気にしておくのが良いと思います。

振りかぶってから、切り出すまでの間に、自分の剣の位置を探るように稽古してください。

その位置が決まったら、今度は動きの中で意識します。

どのように動いて切り込む時も、切り込む前に剣の位置がまっすぐになるように意識します。

そうする事で、左右から打ち込む際にも、剣が斜めに流れることなく真っ直ぐに打ち込めるようになります。

ちょっとしたコツですが、ぜひ意識してみてください。

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