昨年は、一の太刀~四の太刀まで稽古がすすみました。
で、今年はどうしようか・・・・・・迷ったのですが、年が変わったからと言って稽古がリセットされるというものでは無い、という考えのもと、一度、組太刀の基本型を最後まで経験してもらう事にしました。
はじめは、2人1組になってもらって、僕と一緒に動く稽古をしました。
何度か合わせて動いてもらっているうちに、自分たちで動けるようになったようです。
ちょっと複雑な型なので、大したものだと思います。
「今はできても、すぐ忘れてしまうからな~」と話していらっしゃいましたが、現状では忘れてしまってもOKです。
本来は、有段者になってから取り組んで頂ければ十分だからです。
しかし、1年前には、素振りも十分では無かった方々も、既に組太刀の内容を求めて稽古をしています。
良い状態になったものだと感心しました。
今後は、さらに剣を自在に振る事のできる呼吸力を養いつつ、振りかぶり、受け流し、打ち込み、などの動作の中の無駄を省いていく稽古を致しましょう。
動作の無駄を省いていくと結果的に速くなります。
速くなるのですが、そのための稽古はゆっくりと行います。
速く動きたいからと言って、動きが荒いうちに無理して動くのはやめておきましょう。
結局のところ、荒く動く癖が着くだけです。(^_^;)
稽古方法を工夫する
今年は、3元(固い稽古、柔らかい稽古、流れの稽古)を、四魂(4つの性質)を意識した形で放り込んでいきます。
自分の中のどういう能力が不足しているか・・・。
どういう能力を高めたいのか・・・。
そういう視点で技を考えてもらえる1年になれば良いなと思います。
おそらく、自分に不足した部分の稽古をすると、上手くいかなくて不快に感じると思います。
今年は、そういう稽古が見つかったら、むしろ積極的に取り組んでみてください。
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