年末の稽古も、本日を入れてあと2回となりました。
来年は、少しぐらい新しい試みをもって取り組みたいと思います。
4の太刀
この型は、上段・中段の2段突きと、それに対応する技の稽古です。
合気剣では、相手を切ったり、突いたりする稽古をしますが、4の太刀では突きが主体の稽古となります。
組太刀の中では、危険度の高い稽古になりますので、充分に注意点を守って稽古をしてください。
4の太刀の稽古の注意点
慣れない間は、はじめに両者が一歩下がるという事を必ず守ってください。
お互いに剣先が届かない状況を作ってからの稽古となりますが、これでかなりの安全性を確保できます。
それなりに稽古を重ねて、剣先を避けることができるようになったら、もっと緊張感の高い稽古をするために、はじめに下がる事をやめ、近い間合いから稽古をしましょう。
そうですねぇ・・・・。
普通の速度で稽古をするのであれば、近い間合いでの組太刀は、有段者になってからが良いと思います。
合気道用木刀
合気道用木刀には切っ先が有りません。
これは、突き技の稽古の際に少しでも安全なように考えたものらしいです。
実際、合気道の演武では、剣先で相手を突き押すようなシーンも見ることができます。
もちろん、受け流して受け身を取るのですが、切っ先の存在する木刀の場合は注意が必要となるでしょう。
仮に、肋骨の下部分などに当ててしまうと、骨折などの原因となります。
なお、体術での当身も、肋骨の下部分をしっかりと狙って稽古する場合は、細心の注意を払いましょう。割と簡単に折れるらしいです。(^_^;)
合気道用木刀は、普及型木刀に比べると1,000円くらい高くなりますが、メリットも有るので2本持ちをおすすめします。
普及型大刀白樫の重さは580gくらいのようですが、合気道用木刀は750gあります。
当たり前の話ですが、重い木刀を振りこなせるほうが体幹は強いのです。
体幹が強い人は、姿勢もきれいですし、立居振る舞いも美しいです。
それこそ、体を衰えさせない簡単な方法の一つだと思いますので、合気道をはじめた人は、合気道用木刀の利用を検討してみてください。
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