まずは、稽古の内容から。
剣術
素振り1~7、前後切り、四方切り、八方切り
体術
体の転換、立ち技の呼吸法、胸取り四方投げ裏、胸取り1教表、胸取り小手返し表、胸取り入り身投げ、呼吸投げ
素振り1~7、前後切り、四方切り、八方切り
体術
体の転換、立ち技の呼吸法、胸取り四方投げ裏、胸取り1教表、胸取り小手返し表、胸取り入り身投げ、呼吸投げ
目次
胸取りは取られ方も重要
皆さんの道場では胸取りの取り方は決まっていますか?
だいたいは決まっていますよね。もちろん胸のところを掴むわけですが、細かい指定はありますか?
道場での稽古では、指定をしておかないと色々な取り方をする人が出てきます。個人的にはこれが結構面白い。
ちょっと挙げてみます。(^_^)
- 道着の両方の前襟部分を閉じるように掴む人
- 前襟横の道着の部分を鷲掴みにする人
- 前襟を普通に掴む人
- 前襟を巻き込むようにして掴む人
イメージ的には、4番の掴み方をする人が多いように感じます。
これらの掴み方の違いは、掴みやすさや、掴む目的によって生じているのですが、僅かな違いなのに全く性質の違う掴みになったりします。
例えば、上記なら3番・4番の掴み方は性質が真逆です。
相手を引きつけて掴むなら4番だし、突き放すように掴むなら3番を利用することが多いでしょう。
「引かれる」と「押される」の違いですから、まさに真逆です。当然対応する技の性質も大きく異なるものとなります。
また、掴まれた手を「外せる」「外せない」の違いも、技に大きな影響を与える事になります。
3番と4番の掴み方の場合、掴まれてしまうと外れない事が多くなります。特に4番は外れません。(^_^;)
外れなさそうな掴み方をされてしまった場合、外してからの展開が必要な技を選択してはいけません。例えば、四方投げや小手返しが該当します。
これらの技は、道着を掴ませた状態では威力が半減してしまいますので、掴まれる前に対処したいところです。
相手が掴みに来たところを体捌きで対処し、掴まれていない間に投げてしまうのが得策です。
もし、ガッチリと掴まれてしまったならば、掴まれたままでも掛ける事の出来る技を利用するのが良いでしょう。
胸取りは得るものの多い稽古方法だと思います。是非、色々な掴み方をする人と、色々な方法を研究していただければと思います。
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