呼吸力とイメージ力

 

合気道の技を行ううでは、呼吸力を流す場面が結構あります。

呼吸力を上手く使うために、呼吸力というものの具体的な正体を追求した方が良いとは思いますが、普段利用する場合にはイメージで使ってしまうのが簡単です。

呼吸力を使うイメージを少し説明したいと思います。

目次

呼吸力を流すイメージ

20160610_130004杖・剣どちらでも良いので構えてください。

そしてイメージします。

丹田から杖・剣を水が流れていくのをイメージします。

その水は、杖・剣先からずーーーと真っ直ぐ流れ出ていくのです。

強く、細い流れをイメージしてください。消防車の放水よりも、もっと強く、細く、鋭い流れをイメージします。

今度は手のひらを下にして

次は、両足肩幅で真っ直ぐに立って、自然に手を下します。

そのまま真下に向かって両手の他のひらを向けてください。

手は丁度ドッジボールを掴むような手の形ですが、手の指を張ります。

手のひらから光線を出しているイメージをしてください。丁度、手から出た光で地面を照らすようにします。

光は、真っ直ぐをイメージしてください。

強いイメージを持っていただいてOKです。

イメージは何でもOK

上記の2つのイメージは、呼吸力を発生させるのに最適なイメージコントロールだと思います。

一つ目は、横へ生じさせるイメージ、2つ目は、下へ生じさせるイメージです。

実際、水でも光でも、イメージの対象は何でも良いのです。

もちろん、煙のようなものでもOKですし、呼吸というイメージから空気の流れのようなイメージでもOKです。

重要なのは、イメージに伴って体が無意識に動かないといけないという事です。

イメージはできていても、気持ちのコントロールが伴わない人がいます。

つまり、じーーとしてしまう人なのですが、これでは呼吸力は上手く扱えません。

呼吸力は、仕組みがわかっていれば、意識的に『体の動き』をコントロールする事でも生じさせることができると思いますし、慣れてしまえば、その方が手っ取り早いと思います。

でも、その『動き』を具体的に説明しようとすると、いくつもの『動作』を説明をして、それを合わせて動いてくださいという話になってしまいます。はじめのうちは、これだとかえって動けなくなります。(原理を知るという意味では、具体的な動作も経験しておくほうが良いとは思いますが・・・。)

それよりも、イメージを利用して無意識下での動作を引っ張り出した方が上手く動く事が可能です。

イメージを上手く利用して複合的な『動き』が自然にできるように持っていくのです。

ですから、日頃からイメージを持って『動き』の稽古をするようにしてください。

どのような技を稽古するにも、何らかのイメージを持って動いて頂ければ、技の効果が良くなると思います。試してみてください!!

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