初心者との稽古

2017年6月24日

まずは、稽古の内容です。

剣術
素振り1~7、合わせ法
体術
体の転換、立ち技の呼吸法、正面打ち3教表

正面打ち(打っていく)

座り技合気道の稽古の中には、こちらの思うように相手の反応を引き出す稽古があります。

何度か話題にさせて頂いておりますが、自分から攻撃を仕掛けて相手に受けさせて、その受けるという行動に乗じて技をかけていくような技です。

例えば、最初の方で習う「正面打ち(自分から打ち込む)」がこれに該当します。この日の稽古の3教で利用した方法です。

ポイントは、相手にこちらの想定範囲内の行動を取らせるという事です。

これを実現するためには、日頃から色々な人の反応というものを観察しておく必要が有ります。そして、より可能性の高い反応を選別しストックしておくことが必要です。

稽古が進むほどできなくなる研究

ところが、この研究は合気道に慣れるほど難しくなるのです。

合気道では「受け身を取る」という行動がどうしても必要になります。必要な事なのですが同時に不自然な行動にも繋がります。

どれ程意識的に受け身を取らないようにしたとしても、有段者くらいになってしまうと、合気道で想定されている動きの範囲の反応をしてしまいます。つまり、本人も意識しないうちに型通りに動くというのが当たり前になるのです。

もちろん、人間の素の反応をストックするために役立つ効果は薄くなります。

初心者との稽古が大切

皆さん初心者のとの稽古をどんどん行ってください。できれば、相手に不必要な支持を出さないように稽古しましょう。

「力を抜くように」「受け身を取るように」などと、初心者の素の反応を引き出せない状況を作ってしまうと、自分が損をしてしまう事を知っておきましょう。

初心者の反応こそがバリエーションも豊富で面白いのです。

意図したようにならないケースも多数生じます。武術的に考えてそんな不利な反応をする人がいるのだろうか・・・・ そのように思ってしまう反応を平気でするのが初心者です。そして、そんな反応が大きな脅威になる可能性もあるのです。

また、普段の稽古仲間には技がかかるけど、初心者には全く技がかからないという事態に直面する事もできます。きっと普段の仲間にもかかっていないのです。

こんな時は恥ずかしいですけど、技がかからない事は全然問題ないのです。そもそも、かけるために稽古しているのですから。

自分の経験を問わず、新しい仲間が入ってきたら、その方が合気道に慣れてしまう前に積極的に稽古をしてください。きっと自分の為になると思います。もちろん、相手のためにもなるわけです。