短刀取りの小手返し注意点

鳥居本中学 稽古風景 横面打ち

IMG_20151125_205742最近、このサイトへの訪問者が多くなりました。多い人なら、一気に40ページくらいを読んで頂いております。大変うれしく思います。ありがとうございます。m(__)m

ただ、このサイト、途中の稽古記録がまだまだ復元できていないうえ、なんと、それ以外の記事でも300ページ近い規模が有ります。是非、全部ご覧ください。

たぶん、同じようなテーマで、何度も過去の記録を書いていると思いますが、同じテーマで、時間軸を変えて読んで頂くのも面白いと思います。そうする事で、僕がどのように変化してきたか、お分かり頂けると思います。(^_^;)

2段から4段までの成長記録が見られるサイトはそうはありませんよ。珍しいと自負しています。

では、この日の稽古の内容です。

剣術
合わせ1~5、気結びの太刀
体術
手解き、立ち技の呼吸法、横面打ち座り技5教表、短刀取り小手返し表
目次

短刀取りの小手返し

小手は小さく返すが基本です。

しかし、短刀取りの小手返しに関しては、小さく返していくものでは無いと習っております。

体術の場合、小手を返す際に、一瞬体の前を相手の小手が通過します。

体の正面を通過するわけですから、その時に、タイミングを合わせて前に出てこられると、突きに近い攻撃をもらってしまう事になります。

ただ、体術であれば、大ダメージを受けるほどの腰を入れる攻撃は出来ないでしょうし、技をする方が鋭く動く事によって相手を崩しやすくなるため、低い位置で小さく返す事には大きなメリットが有るのです。

しかし、相手が短刀を持っているなら話は別です。

力の無い突き込みが、短刀の持つ殺傷力のおかげで、大ダメージに繋がる可能性も十分に考えられます。

しかも、人間というのは、武器を持つと呼吸力が増すのです。短刀を持った状態と、持たない状態では、持った状態の方が力強く前に出る事が可能なのです。( 原因はよくわかりません。(^_^;) )

ですから、相手が短刀を持っている場合の小手返しでは、相手の手を大きく振り上げ、上から下に大きく切り落として投げます。

その間、自分は、相手の持つ短刀の刃の正面に入らないように工夫して移動することが重要です。

体術で身に着けた技法は、そのままでは武器に応用できないケースも有るのです。

そういう事を確かめるためにも、武器技には、日頃から馴染んでおく必要があると考えております。

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