結び、胸取り

2017年6月24日

この日の稽古内容です。

剣術
素振り1~7、組太刀の1
体術
体の転換、立ち技の呼吸法、座り技胸取り1教表、立ち技の胸取り4教表、呼吸投げ

胸取りなどの技

手首を取る場合、抜刀しようとしたところを抑えてくるケースなどを想定しており、現代社会では馴染みの薄いものなのですが、胸取りのように服を掴まれるという状況は、現代でも可能性のある事態です。

体の一部を掴むよりも、掴みやすく、離されづらいため、相手を動けなくしたいだけなら服を掴む方が良い選択です。

服を掴まれた方は厄介です。

手解きなどの技法は、骨のような固いものを軸に、テコの原理などを応用して一気に行う事が基本ですが、服では固い軸となるものを作る事ができないため、テコの原理の利用できないという難しさがあります。

相手と結んで動かす

服を掴ませた状態から技をかける場合、相手と自分を結んでいないと技が掛かりません

胸取りで考えてみれば簡単な話なのですが、相手との結びが作れずに、持たれた服の場所が前後左右上下に数十センチも移動する状態ならどうでしょう?

その状態で相手の小手を打ち落とそうとしたり、動かそうとしても、服と一緒に相手の腕が移動してしまうだけです。そうすると、腕の移動が相手の体に伝わる事が無く、動かした効果が薄くなってしまいます。

では、相手と繋がった状態ならどうでしょう?

前に出る、少し下がる等の間合いをコントロールすることで、相手の小手を動かした際の影響力が、相手の体に及ぶ率を高くする事が出来ます。(結んだ状態です)

この状態が作れれば、胸取りでの技がやりやすくなります。小さな動きで大きな効果を上げることが可能になり、相手が崩れやすくなるのです。

相手と結ぶ方法は、呼吸力を流し込んで受けさせるか、引き出して留める、のどちらかになるでしょう。力が少なくて済むのは後者の気がしますが、難しいのも後者の気がします。

いろいろ、工夫して「結び」の感覚を養ってみてください。