見取り稽古

この日は多賀町で稽古でした。

わりと参加人数が多くてうれしかったです。なかなか人は増えませんが、地道に活動を続けていこうと思います。

この日の稽古内容です。

杖術
素振り1~5、左右転換、陰陽進退、31の組杖1~4
体術
体の転換、立ち技の呼吸法、座り技横面打ち5教(短刀取り)、座り技横面打ち4教表裏、立ち技正面打ち入り身投げ表、座り技呼吸法

31の組杖の1~4

僕はここまでをかなり重視しています。手順で言えば次の通りです。

  • 鋭い直突き
  • 鋭い返し突き
  • それを何とか受け落とし突き
  • 巻かれて突かれたのをさらに受ける

斉藤先生の2の部分をしっかり稽古してください。言葉で説明が難しいので、イメージを徹底的に目に焼き付けて、同じようなイメージで繰り返し杖を回してみましょう。

武道には『見取り稽古』という言葉があります。簡単に言えば見て盗む稽古なのですが、とても重要な位置づけにあります。

理合い、理屈、などをしっかりと理解することは武道の重要要素です。ただ、この部分については書籍などを利用しても十分に掴むことは可能です。最近では図説も入った理解しやすい本がたくさん出ています。

しかし、感覚を共有することはとても難しい・・・。だから、手を取って稽古をする必要があり、体感させてもらって、感覚を共有して技を学ぶのが王道なのです。

『見取り稽古』はその上を行くもです。見る事で、まるで実際に一緒に稽古しているかのように感覚も掴もうとするのです。

つまり、見取り稽古が身につけば、ありとあらゆる技を盗むことが可能になります。とにかく高めておきたい重要な能力だと言えるでしょう。

ですから、杖の稽古についても、斉藤先生に成りきって、少しでも感覚が共有できるように繰り返し稽古してください。

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