「開く」を理解しよう!

かなり寒くなってきました。今後もっと寒くなりますが、しっかり稽古してまいりましょう!!

杖術
素振り2本、31の杖素振り、陰陽進退(縦の合わせ)、杖取り
体術
体の転換、横面打ち1教表・裏、横面打ち四方投げ表

開く事

「開く」という事はよく言われますね。しかし、なかなか掴みづらい言葉です。

まず、「開く」という状態を認識するには、いきなり人間で考えずに本を想像すれば良いかと思います。

本を机の上に立てて「開いて」みてください。どこが中心で開いたでしょうか??本が開いた状態をしっかり確認してください。

そして、これが人間だと考えた場合どのようになれば良いのでしょう?? 本を綴じた部分はどこにするとイメージしやすいでしょうか?

僕は背中イメージ

人によって違いはあると思うのですが、僕は背中のイメージです。背骨と言ってもいいかもしれません。

両足を揃えてたった状態から、背骨の軸を使って、片足を下げて撞木足に持っていくと開いた感じになります。

ありがちなミスとしては、軸を前足の爪先に持っていって爪先中心に回転してしまう事です。こうなると体を開いてはおらず、回っているだけになります。つまりコンパスのように動いてしまうという感じでしょうか・・・・

もちろん、「回れ」と言われればコンパスのように動いても良いのだと思います。しかし、「開け」と言われれば、軸は中央にある必要があります。

微妙な違いなのですが、全身が一つに動いてしまうのと、両半身が別々に動くのと、というような違いがあります。激しく相手を投げたり、引き込んで技を掛けたい場合には、この「開く」が扱えないと威力の無い技になってしまうようです。

武器技で掴みやすい身体感覚だと思いますので、今後も武器技をしっかり稽古していただければと考えています。

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