この日は審査がありました。
滋賀県支部からは一人が初段を受け、見事合格されました。
日頃の成果が出た良い審査だったと感じました。本当におめでとうございました。
審査の後の稽古
ちょうど、ブログで書いていた『固い稽古、柔らかい稽古、流れの稽古』について説明、指導を頂きました。参加された方は、その違いがとてもよくわかったのではないかと思います。
以下、ポイントをまとめておきます。
【体の転換】
(固い稽古)
- 足先を相手の足先に合わせにいく
- 小指とおへそを結ぶように食い込む
- 撞木足で入る
- 入って相手が崩れてから転換
- 転換の時、ふらつかないように、左右の手を平行にする
- 下半身の安定感が重要である
- 受身側は「しっかり持つ」のが重要である。しっかり持つというのは、力を入れて持つのではなく、手のひらが離れないように持つということ。
(柔らかい稽古)
- 手をとられざま
- 足先を合わせにいきながら転換する
(流れの稽古)
- 前に出ずその場で転換
- その手をとりにこさせながら
- 相手を引き出す(導く)
【立ち技の呼吸法】
(固い稽古)
- 相手を見て入る
- 入ったらすぐに反対を見る(剣の前後振りの要領)
- その方向を見たまま投げる(開祖の銅像のよう)
- 手は上に上げる
- 受身側はしっかり持つ
(柔らかい稽古)
- 取られざまに手を開く
- 不利な状況なるように取らせない
(流れの稽古)
- 形をきれいにすることを意識
- 受身側が動く
- その場で技を行う
- 相手の吐く息に合わせて技をかける
- 手を通して呼吸はわかる
【座り技呼吸法】
- 両手を開いて押して崩す
- 崩れたら、片方は切る
- 片方は押す
- 崩したら最後に押さえるのが重要
手の開き方
手が大きく力の強い外国人が相手になる場合、がっしり掴まれてしまうと手を開けない。つかまれざまに手をすぐに開かないと対処できない。はじめから開いておいて取らせると、指をとられる可能性があるので、取られざまに開くようにする。
また、体格差が大きい場合を想定して、半身半立ち技の稽古をやっておく必要がある。
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