四方投げの飛び受け身

まずは、この日の稽古内容からです。

剣術
合わせ法1・2、一刀法、太刀取り(4教)、組太刀1~3
体術
体の転換、立ち技の呼吸法、突きの四方投げ、天地投げ

四方投げの飛び受け身 稽古方法

飛び受け身シリーズの中で最も事故が多いのが四方投げだと教わりました。現実に事故を目にしたことはありません。

四方投げの飛び受け身をしようとして遅れると肩や肘を壊します。途中から力で止めたり、返したりするのは不可能に近いと思います。

こういうと、そのリスクを冒してまで飛び受け身する必要は無いように思いますが、後ろ受け身で怪我をせずに済むのは投げ手が力をセーブしている場合です。

つまり、本当に投げ技の稽古をしたいと考えたら、どうしても飛び受け身を前提にしなければなりません。是非飛び受け身を身につけたいものです。

安全に稽古するには?

危険が完全になくなるわけではないですが、比較的に安全に飛び受け身稽古をする方法があります。それは次のような方法です。

  • 相手の手を握り込まずふわっと包むように持つ
  • 肘や肩を極めないように引き延ばす
  • 大きく動いて抜き投げる

こうすると、小手返しに近い感覚で四方投げの受け身のタイミングを掴むことができます。肘や肩が決まらないので、安全に受け身の方向についていく感覚を身につけたり、受け身を取るタイミングを身につけることができます。

完全に固めて投げるのは危険すぎるため、このような方法で投げる稽古をするのも良いですね。ゆっくり稽古してみてください。

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