回し太刀の稽古

この日の稽古内容です。

剣術
素振り1~7、回し太刀からの打ち込み、受け太刀、1の太刀
体術
体の転換、立ち技の呼吸法、斜め片手取り1教、斜め片手取り四方投げ、座り技の呼吸法

回し太刀

回し太刀』はとても大切な振り方です。素振りで言えば5本目にあたり、横に転換したり、縦に進んだり、振り方にバリエーションがあります。

組太刀の型の中では、打ち太刀が横に出て攻めていくという形になっています。はじめは、このとおり稽古をして型を習得します。

これは実際のところ、受け太刀が剣の呼吸力を利用して、打ち太刀を牽制する事により、打ち太刀が仕方なく横に回り込んで攻めるという構造なのですが、初めからそんな事はできませんので、順を追って型を作り上げていきます。

相手にプレッシャーをかける

打ち太刀が横に出て攻めてくると遅く感じます。受け太刀からすれば、相手が接近してくるわけではありませんから、圧力をそれ程かんじなくて済みます。つまり楽な稽古になります。

そこで、打ち太刀は直線的に出ていく稽古をします。受け流しつつ相手の剣のすぐ横に滑り込み、柄当てや蹴りが入る間合いに一気に詰めるような気持ちです。

この出方が上手い打ち太刀の攻めはとてもプレッシャーになります。入り込まれると、下手をすれば下がる事ができずに一刀両断される事になります。

受け太刀は、剣圧で打ち太刀の前進を防ぐ

受け太刀側は、打ち太刀による自由な前進をさせないように剣に呼吸力を通して牽制(突きなど)する稽古をします。相手を横に出すことができれば、相手の攻撃を限定的にさせる事ができますし、間合いが詰まらないので、少し下がるだけで躱すことができるようにもなります。

打ち太刀のレベルの向上が大切

ここでも、打ち太刀の成長こそが、受け太刀の稽古につながるものと思います。打ち太刀10年の気持ちで取り組んでみてください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次