杖の素振りの中にある『八相返し』がややこしい

水曜日の稽古は、彦根市立鳥居本中学校の武道館です。入り口の場所がわかりずらいという声が多いです。お越しになる際は、携帯電話を忘れないようにご注意ください。

稽古内容

杖術
素振り6~10、八相返し、横の合わせ
体術
体の転換、立ち技の呼吸法、正面打ち1教表、正面打ち入り身投げ表、座り技呼吸法

はじめはややこしい『八相返し』

杖の素振りの中で、必ず最初に引っかかるのが『八相返し』です。杖を回転させて八相構えにとります。なれると簡単ですが、剣の5の素振りと同じで、向きや動きの面で難しさを感じると思います。

八相返しが関連する素振りは5本あります。そのどれもが「八相返しからの○○」という展開になっているので、八相返しそのものができないと話が進みません。そこで、八相返しのみをクローズアップして稽古しておきました。

八相構えいろいろ

ところで、この『八相返し』ですが、「杖の位置はどこに持って来ればいいのですか?」という質問が多いです。あまり気にしていませんでしたが、耳より前か、後ろか、という点で違いがあるようです。ネットで検索して画像を見てみると、剣を持つ人は耳より前、または横が多いようです。合気道で杖を構えてる場合は、耳より後ろが基本のようです。

自分的には・・・・

私見ですが、剣と杖の八相の構えは異なっても不思議が無いと思います。武器の性質の違いを考えれば、八相構え後の攻撃方法は当然異なってくるはずです。その際、どの位置に武器があったら良いのか?という点についても違いが生じるはずです。

個人的には、剣は耳より前、杖は耳の横、または少し後ろ、というのが良いと思います。その理由は初動が起こしやすいからと考えます。相手に対応しやすい位置を自分で研究しておく必要があるでしょう。

自分で理合を考えてみよう

型から理合を求めるという事は、自分なりの方法を持つことにもつながります。そして、自分だけの実戦への応用が可能になると思います。普段は、師範に教えて頂いたことを完全に習得することを目指していらっしゃると思いますが、たまには合気道本来の目的である『理合の研究』もされてはいかがでしょうか?

例えば、上記の僕の意見は、八相返しからの展開の容易さを考慮しました。しかし、人によっては、構えそのものにメリット見出すこと等、他の理合による別の結論もあるでしょう。それによって、さらに良いものができるかもしれません。

そうして、同じ道場において発見した理合は、皆で共有したいものです。それがみんなで稽古をしてくことの大きな意味でしょう。みなさん、是非いろいろ考えてみてください。もちろん、自分の段階に合わせて、無理はしないようにですが・・・・。

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