武産会の初稽古は1月12日でした。
実は、滋賀道場は運営の都合から、もう少し早くスタートしていたのですが、滋賀道場では、今のところ年末、年始のイベントのような事をしていないので、今後、そのような行事も行った方が良いのかと、少し思うようになりました。
初稽古の前に伝達式がありまして、私も6段に昇段する事ができました。もちろん、これまでの昇段についてもうれしかったのですが、今までで一番嬉しい昇段となりました。
彦根市京町道場をスタートしてからは、去年まで毎日稽古してきましたので、それなりに理解も進んだと思いますが、さらに理解を進めて、段位に似合う実力を身につけたいと思います。
初稽古は難しい内容でした
初稽古なので、当然稽古を行ったわけですが、いままで習った事のない新しい技がいくつかありました。長く合気道をやっていても、習っていない技の稽古は難しいものです。
しかし、経験が長くなると、技の分析するための視点は非常に多くなりますので、新しい技を習う事は、とても勉強になります。
そういえば、最近は、技を習うという行為について、昔と違う理解を持つようになったんですよね。
技の習い方の変化を考えてみると
はじめの頃は、習った技をそのまま習得しようとしますよね。どのように技をやって、どのような効果を持てば良いのか等、先生の技をそのまま完璧に吸収しようとするわけですね。
良い意味で貪欲なのですが、欲張った結果、あまり理解できなかったりします。なんせ、習った技の難しい部分も背伸びをして得ようとするわけですから、そこに引っ張られて、全体が分からなくて当然なのかもしれません。
今は、習った技を、自分のわかるところから理解しようとします。自分のわかるところから、何度も再考して理解の幅を広げていきます。
この方が、自分に合った理解に変質させる事ができますし、技の本質に近づくことができると思います。変質させていくというところが重要なんだと考えるようになりました。
習う事は作る事かと思います
最近では、師匠の見せてくれた技を参考に、同じような技を作る事が、習う事の本質だと思っています。
昔は、真似をして習得するというイメージだったのですが、それはあくまでも人の技術なので、上手く使えるようにならないわけです。
自分なりの技術を作って、それを活用しながら技をやらないと、自分の技術として使用する事ができません。
師匠の示してくれた技と同じものを、自分の材料を使って作ることを繰り返すのが型稽古なのではないかと思います。
そうして、見本を参考に技を作る稽古を繰り返していく事によって、武産合気にたどり着くことができるのかもしれませんね。
では、今年も頑張っていきましょう!!
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