剣の素振りは捻じれが怖い

多賀のB&Gの2階には大きな鏡があります。

なかなか、個人の家に大きな鏡は存在しないと思うので、時には近所の大きな鏡のある施設へ行って、自分の素振りや構えを確認してみましょう。

大きなガラス戸がある場合は、雨戸を閉めて電気をつければ即席の鏡のようになります。これで結構役に立つので、試してみてください。

さて、この日の稽古内容です。

剣術
気結びの太刀、素振り5、前後振り
体術
四方投げ、入り身転換投げ、呼吸法

撞木足での素振りによる捻じれ

合気道で初めに習うのが撞木足ですよね??

少しぐらつきながら立ち方を教えて頂いたのを覚えています。

相手に向かって三角形(一重身)になれるので、入り身をするうえで欠かせない立ち方ですが、デメリットも存在するようです。

良く感じるのは、はじめから意識しすぎると捻じれてしまうという点です。

呼吸力というのは丹田から正面に向かって出ている気がします。

しかし、相手に向かって撞木足で立つと、丹田が斜め方向に向かってしまいます。

つまり素振りをする時も、剣の向きと呼吸力の向きが一致しないため手振りになってしまうのです。

そのズレがわからない状況で稽古を重ねてしまうと、相当強大に養成された呼吸力でさえ上手く働かなくなってしまいます。

ではどうすれば良いかと言えば、養神館の基本の構え(爪先の開いた状態での撞木足:ネットに画像が多いので採用させて頂きました。)で素振りをする時間を少し作れば良いと思います。

それで、①呼吸力が正面に向かっている事、②丹田から出ている事、が確認できたら、爪先を閉じて通常の撞木足で稽古をすれば良いと思います。

方向の捻じれは、一度起きてしまうと長い時間をかけないと修正できません。

本当は強い呼吸力を持っているのに、方向が合っていないので・・・・・・ そんな人は結構多いのでは無いかと感じます。

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