31の組杖を覚える

最近、31の組杖を必死に覚えている会員の姿を目にします。

なかなか大変ですけど、一度覚えてしまえば、あとは定期的に確認しつつ「練り」に入っていくだけなので、ぜひとも覚えてしまって頂きたいものです。

31の組杖は、ある程度間合いを取って稽古をするとやりやすいんです。

どういうことかと言えば、要するに杖が体に届かない状態になるので、大半の攻防を、自分の前で、杖で杖を弾く感じで終わらせていけるんですね。

あまり左右に変化することなく、前後を使った稽古になります。

難しい体捌きに注意力をさかなくてすむため、型を覚えることに集中できます。

が・・・・・・・・

あまり好きではない稽古です

間合いを取って稽古する方法は、はじめは覚えやすいし、稽古もしやすく、綺麗に見えるのですが、個人的に好きな稽古ではありません。

そのままだと、お互いに全く危険を感じない稽古になってしまいますからね。(^^;)

相手の攻撃への対処は、ちょっと下がって杖が当たらなくなった時点で終わらせてしまっていることになるので、あとは、それっぽく杖を弾いているだけになるのです。

実際のところ、相手の攻撃してきた杖を無視して放置しても、そのまま稽古が続けられるような気がします。

いくら綺麗に見えても、それではちょっと、面白みがありませんよね。(^^;)

もうちょっと危機感を増やして

そこで、敢えてゆっくりと動いて、相手の杖の攻撃点をしっかり確認しながら、間合いをつめて稽古をしてみます。

これだと、お互いの杖が届くという事をキッチリと確認しながら動くことができますし、どこに、どう届いているのか、という事も確認できます。

早くするとケガが生じる間合いでやりますので、慣れないうちは、絶対に急いだ稽古は行いません。

そうやって、必要な動きや、必要な技術をしっかり習得した上で、少しずつ動作を早くしていきましょう。

ちゃんとした杖の威力は重要

少し余談ですが、きっちりダメージを与えるための突きを稽古すると、かなり踏み込みが必要なのがわかります。

何かを突き込んでみるとわかるのですが、杖で相手を攻撃する場合、腕と杖を伸ばしたような突きでは、威力に欠けますし、反動に耐えられません。

腕だけを伸ばさず、しっかりと杖を固定し、体全体で突くような気持ちが必要です。

この突き方で突かれた場合、体全体で前進して突き込んできますから、相手の移動距離が大きくなり、下がる動きでの対応が難しくなります。相手の移動距離より大きく下がれなくなるのです。

そうなると、安定して下がれる距離を伸ばす鍛錬をして、相手の進む距離より自分が下がる距離が大きくなるように鍛錬するか、相手の前進線を外して、斜め後ろや横へ体を捌く技術を磨くという事が必要になります。

実際のところ、後者の稽古が重要となります。

つまり、しっかりした突きで稽古をすると、杖捌き、体捌き、ポジションの移動、角度、そういうものを少しでもいい加減にしたら、ダメージを負うことがわかるのです。

ポジションや角度のミスというのは、杖の威力によっては、稽古中に気づかずに終わっているように思いますので、注意が必要です。

例えば、横面打ちや、下段返しを受けるだけでも、受ける角度を誤れば杖ごと打ち崩されます。相手の攻撃の向きを確認して、微妙な角度をしっかりと合わせる稽古が必要です。

そして、こういう事が確認できる稽古をするために、失敗が事実として確認できるくらいの技の威力は欲しいということですね。

いずれも、型を覚えることが始まりではあるのですが、できれば、覚えていく段階から、具体的な意識を持って稽古してくださればと思います。

では、頑張っていきましょう!!