合気道をはじめてしばらくは、自分の成長を実感することができ、楽しくなると思います。
単純に体が強くなってきますし、受け身などもできるようになります。
「できなかった事」が「できる事」に変わるので認識しやすく、さらにできる事を増やしたくなります。
一番楽しい時期ですね。
数年から初段くらいで難しくなる
数年稽古した人、初段を取得した人、このぐらいから成長の速度が落ちます。
ちょっと面白くなくなりますし、正しい事ができていないような気がします。
他の事をやってみようかと考える人が出てくるのもこの時期でしょう。
でも、ちょっと待ってくださいね。
違う稽古方法が必要な時期なのかもしれません
合気道の稽古では人間の4つの性質を成長させる事ができるようです。
その為に、3つの稽古方法を行いますが、合気道をはじめた人が、初めに自分の成長の楽しさを感じるのは、そのうちのどれか一つの稽古方法のようです。
どの稽古方法に楽しさを感じるかは、稽古する人の初めの性質によって変わります。
自分に合った性質の稽古を楽しく感じ、成長を認識しやすく、順調に成長してきますが、成長の速度が落ちると急に楽しく無くなります。
成長速度が落ちてきた時期は、質の違う稽古をしようとしても、楽しく感じられ無い時期なのですが、実はこの時こそ性質の違う稽古に取り組むべき段階になっている可能性があります。
他の道場を探したり、他の武道を探したりしたくなると思いますが、少しの間辛抱して、性質の違う稽古を色々な角度から分析してみてください。
稽古の内容に好き嫌いが生じだしたら注意
- 今日の稽古は好きな技が多くて楽しかった。
- 今日の稽古の雰囲気が好きだった。
- 今日は何となく面白くなかった
- 今日はスッキリしなかった。
など、色々な稽古の感想がありますね。
もし、稽古内容によって、感想が偏って生じだしたら警報が鳴っていると思ってください。
真剣に取り組む事のできる稽古の性質が偏り過ぎているかもしれません。
楽しく感じる稽古の性質が偏りすぎると、他の性質の稽古を受け入れられなくなります。
例えば、固い稽古しか面白く感じないといった状態などですね。
資格試験で得意教科しか勉強したくないという状況に似ています。それじゃ絶対資格は取れませんね。(^_^;)
もちろん、合気道でも同じことが言えると思います。
こういう時こそ、面白く感じない稽古にも真剣に取り組んで、バランスの取れた成長を試みてください。
真剣に取り組みだしたら、色々な面白さがわかってくるはずです。
それでも、どうしても面白味を感じられない場合は、新しい事に取り組むべき時なのかもしれません。
それはそれで、一つの成長だと言えるのだと思います。
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