2016年最後の稽古

杖 上段受け 開祖 植芝盛平翁

tue今年も一年お世話になりました。

今年は、合気道の精神面での研究が進みました。

技術信奉者の僕が、技術を伸ばすために必要だと辿り着いたのが、開祖の言葉・精神の研究であり、その研究に取り掛かったのが本年です。

どんな良い言葉も、技に落とし込めなければ武産会の指導員ではありません。言葉を具体化する事を忘れないように、色々な考えを持った一年間でした。

本年は、技には音色や、色合いのようなものが存在するという認識を持つことができました。

これは、単に、剛・柔・流という話ではありません。

まだまだ仮説ですが、技の色合いは、人間の性格などに作用するかもしれません。

つまり、技を通して人間の育成方向を意識的にコントロールできるかもしれません。

具体的には、人間は自分の行動に影響されますが、その影響されるという性質を利用することによって、色々な恩恵を受ける事ができるかもしれません。

自分の必要な性質をもつ稽古をすることにより、必要な性質を育てるという仕組みです。

なりたい自分になるための稽古ができるとしたら・・・色々な人の、色々な目的の達成をお手伝いできるでしょう。

まさに、宝のような武道と言えるかもしれません。

来年からも、合気道の持つ可能性を追求しつつ、武道としても最良のものとなるように、努力していきたいと思います。

では、来年もよろしくお願い致します。

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