諸手交差取りは、交差取り(斜め片手取り)を両手で取るようなイメージです。
技も斜め片手取りと同じような要領で行います。
この稽古方法は実戦性を欠く方法です。受け手が隙だらけになるので、通常はこのような取り方はしないと思います。
もし、受け手が自由に攻撃を選択をして良い状況でこの方法を選択するようなら、少しセンスが悪いかと思います。(^_^;)
もちろん、状況と目的がしっかりしていれば有りなのですが、実際想定が難しい・・・
なぜ稽古するか
斜め片手取りの稽古が通常の倍難しくなるからです。相手は両手ですから、もちろん崩すのが難しくなります。
要するに、普通の斜め片手取りに使うよりも強い呼吸力を使うか、それが無いなら工夫をする必要が有るのです。呼吸力の養成と技の工夫に繋がります。
そいう特性がある型なので、実戦性を無視して、あくまで鍛錬のために稽古を行いました。
こういう泥臭い稽古は必ず必要です。本当は基礎の養成期間はこういう地味な稽古ばかりで良いのです。
つまらないし、力が要るし、技がかからなくてイライラします。普通ならなかなか稽古が続きません。ですからこういう稽古を敬遠してしまう事もあるでしょう。
・・・と思っていたのですが、なんか皆さんこういう稽古好きなようです。(^_^;)
きっと本当の実力がついていくと思いますから、とても楽しみです。
泥臭い稽古の成果か??
しかし、最近女性会員は強くなりましたね。(^_^;)
結構強そうな男性でも、経験が浅い人なら掴まれたら動けない状況になってきています。
上記の写真は、僕の手を女性会員が普通に取っている状態です。
しかし、血が止まって色が変わってしまっています。
はよ写真撮ってくれ・・・・と思ってました。(^_^;)
受身の耐性をみれば、だいたい土台のレベルがわかります。これは技の実力とはイコールではありませんが、重要な要素です。どこまで伸びるか楽しみです。
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