まずは、稽古の内容から
素振り1~7、前後切り、転換切り
体術
体の転換、立ち技の呼吸法、正面打ち3教表、小手返し
転換切り
宮本武蔵が吉岡一門を討ち果たしたという話。
実際、あまり詳しくは無いのですが、多勢を相手に戦ったらしい・・
なんか、ある人の話では、細い道を逃げながら、追いついてきた人を順に切っていったとかなんとか、本当のところは僕にはわかりません。(^_^;)
まあ、本当のところは脇に置いておいて、逃げながら切るというのはどんな感じかという部分に興味を覚えました。
十分に加速して走っていて、あまり勢いを殺さずに振り向いて切り、そのまま勢いを流して、再び前方に走り続ける・・・。これに適した身体操作を合気道の武器技からピックアップすると・・・。
「転換切り」となります。
そこで、逃げながら振り向いて切るという動作を近くにいた女性会員の方々に見せたら、何故か少し笑われてしまいました。(^_^;) なんか、変な動きだったのでしょうか??? それなりに綺麗に動いたつもりだったのですが・・・・・。
まあ、その点も横に置いておいて、転換切りで振り向きざまに切るという点に関して、技術的にもう少し考えてみたいと思います。
普通の転換切りだけではダメ
転換切りを流れに任せて行ってしまうと、太刀が転換方向に袈裟で入ってしまいます。ところが、追ってくる人間の体勢はわからないわけですから、袈裟の軌道しか扱えないのでは話になりません。
真っ直ぐ、逆袈裟、一文字という軌道も十分に使える安定感が必要です。
また、振り向いた段階で、相手がどのくらい自分に接近しているのかもわかりません。体重を前に持っていく事も、後ろに持っていく事も可能にしなければなりません。
どうように転換すればよいか
つまり、転換中も水火の結びを崩してはいけないという事でしょう。
少し話が逸れますが、水火の結びは、天之浮橋に立つ前提であり、そこから宇宙構造が表現されるようになると考えます。
「合気道は宇宙と一体になる事が重要で、その前提として天之浮橋に立たないといけない。」と開祖はおっしゃったそうです。
水火の結びが見えてくると、この「宇宙と一体」というお言葉の具体的な在り方というものが漠然と掴めてきます。(もちろん、開祖が亡くなられた今、正しいかはわかりませんが。)
ただ、転換の方法によってはこの「宇宙」は表現されなくなると思います。
表現されない場合、転換切りは動きの限定されたものとなり、利用しない方が良い技術となります。
ちょっと難しいですね。(^_^;)
細かい点はこちらで訂正していくので、転換切りも頑張って稽古しましょう!!
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